「朝夕の歩く畦道愛犬や」の批評
回答者 なお
山田武蔵さん、こんにちは。初めまして。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。
厳しくしてくださいとのことですので、そのつもりで進めさせていただきます。
まず全体に何が言いたいのかわかりませんね。おそらくは、朝夕に畦道を愛犬と散歩なさるのだと思いますが、問題は「や」です。「や」という切れ字は一般的に句の途中に挿入して一息入れ、場面転換の役割を担います。ところが御句では末尾です。場面転換のしようがありませんね。好意的に見れば、愛犬への愛しい気持ちが思わず「愛犬や」と言わせたとも読めますが、ともすると「愛犬」だけでは字足らずだから「や」でも付けておくかと。そう捉えられかねません。
次に、俳句ですので季語が一つ必要ですが、見当たりませんね。朝夕も畦道も、もちろん愛犬も、季語にはあたらないと思います。
あと、「朝夕の」とおっしゃっていますが、俳句は日課の報告ではなく、一瞬の情景や心情を切り取るものです。
そんなこんなで、私の提案句を置かせていただきます。
・朝寒や愛犬連れて畦の道
・愛犬と見る畦道の秋夕焼
畦道は、春ですと季語になるものが複数あるのですが、今は秋ですので季語の扱いはしませんでした。
点数: 0
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句の解説
厳しくお願いします