俳句添削道場(投句と批評)

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我がままは風にあづける大花野

作者 らりこ  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

切れがないんですよね〜
大花野は皆で共生していると思ったので、それを句にしたくて作ったんですが。

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「我がままは風にあづける大花野」の批評

回答者 なお

こんにちは。らりこ様、いつもお世話になってます。

げばさんのおっしゃる通り、皆いい句です。
ただ、この句は、おっしゃりたいことと句の作りに乖離がありますね。他の方もおっしゃっていますが、この句はどう読んでも、「私のわがままは風に流してしまおう。この花野を見ているとそう思う」という
句意でしょう。
そこで提案句として
・我がままは風にあづけて大花野
でいかがでしょうか?という感じ。
それであれば、なかなかのものだと思います。素敵です。
ただ、コメントを読むと、違いますね。
・それぞれの思ひもあらうに花野かな
これですね。
しかし、私は基本的にらりこさんの考え方は好ましく思いますので、ぜひお続けください。
なお、教室の隅の句について、コメントは出来たのですが、適切な提案句がまとまらず、マゴマゴしているうちに機を逸してしまいました。また今度。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「我がままは風にあづける大花野」の批評

回答者 かぬまっこ

句の評価:
★★★★★

こんにちは(*^^*)
はじめまして かぬまっこと申します。
切れがないとのことなので こんなのはどうでしょうか❔

わがままを掬ひて風や大花野

点数: 1

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「我がままは風にあづける大花野」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

なかなか味わい深い句ですねー、というか、3句目登場ですが、3句とも素敵な句ばかりで、かなりのベテランさんですか?
花野たちが共存しているという読みなら、読み下しも素敵には思いましたが、切れを作りたいということで、
預く+完了の「り」で切るということもあります。

我がままは風にあづけり大花野
大花野我情は風にあづけたり

切れを作ってみましたが、いかがでしょうか(*'▽')切れを作ると「我」って誰?作句者?となりますね。

点数: 1

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「我がままは風にあづける大花野」の批評

回答者 長谷機械児

句の評価:
★★★★★

らりこさん、はじめまして。

御句、拝読しました。

「私の我儘心は吹く風に預けてしまう。広い花野では落ち着いた気持ちになれる」といった句意で受け取っていたのですが、コメントを読んで「?」となりました。

・切れはあると思って読んでいました。「我がままは風にあづける/大花野/」です。
・「大花野は皆で共生している」とは、「我がままは風にあづける」全体が、「あづける」(連体形)を通じて「大花野」に掛かっていて、「大花野(に生きる命みんな)」を主語にした動作になっているということでしょうか。それは大胆な擬人化ですね…。俳句では擬人化を避ける傾向にある(陳腐になりやすい)ので、先ず読み手は、その人が眼前にしている事物を描いているという前提にたって読もうとしますから、この句は誤読不可避なのではないかと思います。

私の当初の読みでは「風にあづけて」にしたほうがいいかなと思っていたくらいなのですが、狙っている句意とは違うようです。コメント通りの句意での添削・提案はしづらいです。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

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「我がままは風にあづける大花野」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

先にコメントを書かれた長谷様と同じく「自分のわがままは風に預けて花野を見ている」という句と思っていました。
他の感想もほぼ一致です。

俳句の場合、音数の節約もあり、主格を省略した場合は「作者」もしくは「自分」とみるのが普通ですから、上五中七は自分のことを言っているように受け取ると思います。
仮に「主語は季語かも」と思い至っても、「花野」と「花野に暮らす動植物」は別物ですので、ここからコメントの意味にとらえるのは難しいと思います。

・大花野すべての命共に生く

ちなみに、切れの件も長谷様と同じ意見で、上五中七の主語を自分と見た場合、中七で切れていると受け取るのが普通かと思います。「あづけて」と切らずに詠む方がいいかも、と思ったのも同じです。

点数: 1

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