俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

月下美人ささめくを衣擦れの音

作者 ダック  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

「夜のしじま月下美人がひっそりと咲く。その脇で衣擦れの音がする。その音は月下美人のささめきになのではないか」というような事を書きたかった句です。通じるでしょうか?(俳句になっているのでしょうか?)「を」も間違った使い方でしょうか。

最新の添削

「月下美人ささめくを衣擦れの音」の批評

回答者 なおじい

こんにちは。ダック様、いつもお世話になってます。

詳しい説明を有難うございました。だいたいわかりました。
提案句を置かせていただこうと思いましたが、どうしても十七音では入りきらなかったので、思いきって短歌にしてしまいました(汗)。
俳句道場で短歌もないもんだと思いますが、ここだけですのでどうかご容赦ください。
「花の脇横たふ君の衣擦れは月下美人のささやきに似て」
こういうことでいかがでしょうか?

句の評価:
★★★★★

点数: 0

添削のお礼として、なおじいさんの俳句の感想を書いてください >>

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「月下美人ささめくを衣擦れの音」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句拝読しました。
これは初読艶っぽい句のように思いました。
衣擦れの音は、着物を着換えたり、または着物を着ている方の所作などを表しているのしょうか。
一見、月下美人のがかすかな音を立ててささめいている、そしてそのように美しい女性がひそひそとささやき、衣擦れの音が聞こえてくるということなので、
宮中の御簾の向こうというイメージで、それこそ後朝の歌を作って、朝月下美人を送り出すという感じを想起しました。

「を」は、接続の「ささめいているところを」ということでしょうか?感嘆の「ささめいていることだなあ」ということでしょうか?どちらにも取れましたが、コメントを読むと前者でしょうか。

コメントを見るとどちらかというと艶っぽい句意ではなさそうでしたので、衣擦れのイメージが強かったのかもしれません。いかがでしょうか。

点数: 1

添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>

「月下美人ささめくを衣擦れの音」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。ダック様、いつもお世話になってます。

御句、月下美人は馴染みがありませんが、なんとも優美な名前ですし、衣擦れという艶っぽい措辞と相まって、なんとも言えないムードを漂わせていますね。

しかし、実際はよくわからないというのが本音です。月下美人は本当に花?何かの比喩?ささめくって誰が?衣擦れって誰の?まさか花が衣擦れ?助詞の「を」はどう解釈?
そう思ってご自身のコメントを拝読。
うーん、それでもわかったようなわからないような…。一番の問題は、花と、ささめく主体と、衣擦れをどう結びつけるかでした。確かに人間が存在するのですよね、花の脇に?

ダックさん、申し訳ありませんが今日は鑑賞しきれませんでした。他の方々のコメント見て勉強します。

点数: 0

添削のお礼として、なおじいさんの俳句の感想を書いてください >>

衣擦れの音や月下美人かをる

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
再登場失礼します!

「ささめく」という言葉が、風にさやさや揺れる、という意味とささやくという意味があることと、衣擦れの音がのちに来たため、月下美人が擬人化されて、花でなくともにする女性のことをたとえているのではと思ったのだと思います。

「ささめく」という措辞をあきらめて
「月下美人や・・・」とカットを切って、衣擦れの方に持っていくと、
「月下美人がきれいだなあ。そして、衣擦れ・・・」という流れになるので、それも一つあるかの思います。または「ささめく」以外の月下美人を愛でる様子を入れていくのも一つかと。「かをる」とか「にほふ」で持っていくとか。

そこで、提案句です。
衣擦れの音が聞こえてきて、その二人の間に月下美人の芳香が漂う流れにしてみましたが、いかがでしょうか。目の前の女性を慈しみつつ、月下美人も立てられていますでしょうか?同時にというのはなかなか難しかったです(*'▽')

点数: 0

添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>

「月下美人ささめくを衣擦れの音」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

こちらの句の問題点と思いますのは「衣擦れの音」です。
これは比喩ではないのですよね?(「ささめく」が比喩ですね?)
とするとこの衣擦れ音は誰から(何から)出ているのか、を句の受け手に想像させないと、月下美人が動いて衣擦れの音を出しているような感じになってしまいます。
(あるいは誰でもない幽霊が衣擦れの音を出しているような(略))

音数として楽な方を選ぶならば、自分が衣擦れの音を出していることにすれば、主語が不要です。が、自分の出している音を「月下美人がささめいているようだ」と言い出すのも若干おかしかったり・・・

・衣擦れにささめくごとき月下美人
・月下美人ささめく衣擦れにこたへ

など考えてみましたが、どうもうまくないですね・・・

あ、ちなみに「衣擦れ」は「音」と言わなくてもいいですよね。

点数: 0

添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>

「月下美人ささめくを衣擦れの音」の批評

回答者 知世

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
こちらの句コメントのような意図は読み取れずでした。
まず隣で衣摺れの音がするということは人がいるのですよね。
人と「ひっそり咲く月下美人」が並んでいたらどうしても人の存在感が大きくなってしまう気がします。
その状況で人が立てた音を「月下美人の囁きかな?」と思えるのってどんな状況なんだろうと不思議で。
あるいは人はおらず、衣摺れのような音に月下美人の精?のような存在を想定しているのでしょうか。
でもまず衣摺れとささやきを結びつけること自体が難しいのでは?と思います。
そのせいかコメント抜きでも句意が分からず上手くイメージが浮かびませんでした。

点数: 0

添削のお礼として、知世さんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

寄せ鍋で世間の寒さ吹き飛ばし

作者名 会田美嗣 回答数 : 1

投稿日時:

夏の旅ダム湖に映る銀の峰

作者名 鉄道員 回答数 : 1

投稿日時:

大空へ笑顔あふれし紋白蝶

作者名 メリさんのひつじ 回答数 : 1

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『月下美人ささめくを衣擦れの音』 作者: ダック
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ