俳句添削道場(投句と批評)

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フレンチの給仕高慢涼み床

作者 知世  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

兼題を詠む練習、と思ったのですが「納涼床」はまた独立した季語なんですね。
数年前鴨川沿いのお店に行った時の句です。
リアルいけずに慄いた記憶。
涼み床若き給仕の鼻柱
というのも考えたのですが分かりづらいかなと、でも「高慢」言い切るのは俳句的にどうなのかなとも。
「京の給仕の」とするのはdisが過ぎる気がしてやめました。

最新の添削

高慢の給仕立ち去りたり涼む

回答者 イサク

こんにちは。休みほぼ終了です(わずか一日半)
とはいえ前ほど全ての句は見ずにやっていこうと思います。
コメントありがとうございました。

「高慢」という単語はアリかと思いました。そういう描写として。
ただ「フレンチの給仕高慢」という組み合わせと語順で、説明的になってしまい損している感じを受けます。
秋沙美様の「フレンチ」不要論は同意です。具体性があるようでない使い方になっているように感じます。

また、上五中七と、下五季語「涼み床」の組み合わせもあまり噛み合っていないように感じますね。洋食とは合わないように思います。

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

フレンチの驕れる給仕涼み床

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも深いコメントありがとうございます。

ロングパットの句コメントありがとうございます!ずばりテレビの実況の中から聞こえる蝉時雨を詠むのも、俳句ですね(*'▽')とてもいい切り取り方になりました!

さて、御句。いやー、いけ好かない人もいますよねー。涼み床と高慢っぷりがうまく対比されていて、なかなか面白いなと感じました。
中七「給仕高慢」という流れがいいのか、悩み提案句。

しかし、店員さんが素敵な対応をしてくれる。それだけで涼やかな気持ちになるもんですよね。逆に私たちも涼やかな客でありたいな、いつも出てくる食事に感謝を言葉で伝えようと意識した方がいいですよね(*'▽')

点数: 1

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笑顔無きウェイター去って涼み床

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

「給仕高慢」が説明臭いです。給仕のどのような仕草を受けて高慢だと感じたのか、を書きたいですね。
そうすると「フレンチ」で4文字も使っている場合では無いかもしれません。和食ではなくフレンチの給仕が高慢だった…と書きたい気持ちは分からなくもないのですが、イタリアンでもフレンチでも成り立つのであれば、削って他の事を書いた方が良いでしょう。

点数: 1

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鼻高の給仕をよそに涼み床

回答者 負乗

句の評価:
★★★★★

知世様、こんばんは😊
御句、京の給仕の話をフレンチに変えるのは、フランス料理屋が可哀想ってもんです。
また、「高慢」は、たかが涼み床のお兄ちゃんに使うのも、可哀想な気が…
いくつか、私なりに…
鼻高の給仕はスルー涼み床
鼻高の給仕を見つめ涼み床
京の給仕なぜか鼻高涼み床
もっと、捻りと嫌味、諧謔が出せたら良いのですが…

点数: 1

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愛想なき給仕に冷める涼み床

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。知世様、いつもお世話になってます。

御句、せっかくの床料理の機会に残念な思いをしましたね。
今から何十年も前ですが、息子が小学校に入ったころ、「いいおみせって知ってる?」と。いわく
「あじおいしいおみせきれいでひとやさしい」ですって。3つの条件の順番はわすれましたが、子どもながらに核心をついているなと思ったものです。
そんな、小学校一年生でもわかることを、その店の給仕はわからなかったのですかね。
知世さんは「高慢」と切り捨てましたが、やはり飲食店に大切なものは「おもてなしの心」なのだろうと思います。相手のことを思いやる気持ち、客を客として敬う気持ちがあれば、多少高慢な態度があっても、それはご愛嬌で済むのかもしれません。彼は彼で、「高級フレンチ」を体現しようとしていたのかもしれませんね。下手だけど。

というわけで、提案句は、「給仕の愛想のない態度に冷めてしまった涼み床よ」とまとめてみました。

点数: 1

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「フレンチの給仕高慢涼み床」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
再登場失礼します!

夏蜜柑の句、早速コメントありがとうございます!
知世さん、深読みそのものです!
授業でどんなものも0をかければ0と習って、子どもたちが35×48×4800×0×103040×30201は?とか友達と問題出し合って、めちゃくちゃ難しい問題と見せかけて、「はい答え0でしたー」って言う遊びをやってる姿が句のスタートでした。
ただ、読みたかったのは深読みの方で、「うわ、0を掛けたらすべて0になるやん、、、」って改めて思って、ただの子供の計算学びなら、乗算とか夏期講習と消しゴムとかいろいろその描写に寄せていけばいいのですが、あえて、そこを描写までにしなかったという意図です。
自分の一つの行動ですべてを台無しにしてしまったり、一人の存在を掛け合わしてすべてが台無しになってしまったり、そういうこと多いなと。その酸っぱさと苦みを夏蜜柑と取り合わせたくてみようと。防人さんの「青檸檬」も面白いなー。季語動くかもなー。

以前「計画を総て捨てたる夏旅路」と詠んだ時に、映像をまったくない句で読者にすべてお任せはだめよとみなさんのご意見をいただいたので、光景も想像させようとしつつの挑戦でした、それができてない。
コメントに書いた通り、裏の意味とかチャレンジすると、どっちつかずになるんですよねー、きっと。子どもの計算の描写なら「夏期講習ゼロをかければゼロと知る」とかそれに寄せるべきで、深読みに徹底するなら、無季でも「ゼロをかければゼロと聞き膝を打つ」「ゼロをかければゼロと聞き絶句する」とかそれに徹底するべきで。
でも、目の前の少年をよみながら、そこはかとなくダブルミーニングできないかという句でしたが。これはどっちかにせー、って指摘されるパターンだよなーと。

いつも深いところまで読んでいただいて、読んでほしいように読んでいただいて拙句も喜んでおります!ありがとうございます(*'▽')

点数: 0

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