炎天に負けず高くに鳥の舞う
回答者 なお
こんにちは。卯筒様、いつもお世話になってます。
御句、他の方のコメントを読んだりして、最初に行き着いた提案句は次の通りです。
炎天に羽ばたけ高くより強く
おりしも東京五輪の真っ最中。炎天下で、各種競技にしのぎを削る選手達への応援になれば!などと考えたものでした。
しかし、ちょっと冷静になってこの句を読むと、どこかで聞いた気が…。
やべ!チー様だ!松山千春の「季節の中で」だ。これはまずい、と、一から考え直しました。
そうすると、これは作者は「暑さに負けずにもっと高くへ行け」とは言っていないな、むしろ、そんな高いところにいて大丈夫か?暑さに負けずに頑張るのはいいが、もっと低いところに降りてきてもいいいんだよ」という優しい気持ちの句だと思うようになりました。そもそもご自身のコメントにも書いてあるし。
そう思って考え直したのが掲句です。「より高くへ!」的な感情は入れず、最後は「飛ぶ」ではあっと言う間にいなくなって寂しいので。少し上空にいてくれるように「舞う」としました。
よろしくお願いします。
点数: 1
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もう少し低いところを飛べば涼しいのではないかと思ってしまうぐらい暑さに負けず空高く飛ぶ鳥を見て詠んだ句です。