老狼の荒き呼吸や泉澄む
回答者 秋沙美 洋
ダックさん、こんにちは。
舐める→横たわる、という時間経過が長く、もっと一瞬を切り取った方が良いかなと思いました。
「泉を舐めて横たえり」というのも語順が素直過ぎるといいますか、狼の観察レポートっぽくなっていますね…。
もっと詩情を乗せたく思い、添削句としてみました。いかがでしょうか。
点数: 0
添削のお礼として、秋沙美 洋さんの俳句の感想を書いてください >>
作者 ダック 投稿日
回答者 秋沙美 洋
ダックさん、こんにちは。
舐める→横たわる、という時間経過が長く、もっと一瞬を切り取った方が良いかなと思いました。
「泉を舐めて横たえり」というのも語順が素直過ぎるといいますか、狼の観察レポートっぽくなっていますね…。
もっと詩情を乗せたく思い、添削句としてみました。いかがでしょうか。
点数: 0
添削のお礼として、秋沙美 洋さんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 卓鐘
これは、文句なく名句だと思います。
きっとこの老犬は、最後泉を舐めて安らかに眠ったことでしょう。
それまでのゼェゼェという息遣い、泉を舐めて、その呼吸が静かになっていく。そんなことを連想させる句です。
一点だけ。「横たふ」の命令形+「り」なので、「横たへり」が旧仮名遣いとしてはなりますが、旧仮名遣いはしないよという立場であれば「え」で問題ありません。
点数: 0
添削のお礼として、卓鐘さんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 イサク
こんばんは。
・「舐める」⇒「横たう」時間経過がそれなりにあり、散文的になっていると感じます。ちょっと物語的すぎるかも。
・「泉を舐める」という措辞が・・・「川を舐める」「池を舐める」と同じように聞こえませんか?・・・意味はわかりますが・・・
「泉」に「狼」がいるのなら、なんといっても季語「泉」ですから、水を飲む行為は想像できるかと・・・季語を信じましょう。
点数: 0
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 なお
こんにちは。
ダック様、いつも勉強させていただいております。
御句、山奥の泉の神秘的なイメージが浮かんで好印象です。
ただ、文法的なことをお伝えします。下五、「横たえり」となっていますが、「横たえる」は英語で言うとlayという他動詞で、何かをそっと横に寝かすことです。
一方、「横たわり」だと、英語のl ieという自動詞で、自分が横になります。
この句の場合、どう考えても自動詞の横たわり。
私は、提案句も横たわりにしようかと思いましたが、儚さをだすために息絶えさせてしまいました…。
点数: 0
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 卓鐘
>なおじいさんへ
なんかみてたらつい気になるので。(被せまくってすみません。)
文法ですが、「よこたえり」は、古語の「横たふ」の連用形「横たへ」に完了の助動詞「り」がついた形です。「横たふ」は、横たわると横たえるの自動詞・他動詞両方の意味があります。古語+現代仮名遣いで「横たえり」となってますが、これは間違いではないですね。(古語だからと言って旧仮名遣いという決まりはない)
点数: 0
添削のお礼として、卓鐘さんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 卓鐘
間違えた。厳密には「よこたふ」の命令形「よこたへ」ですね。後は同じ。ちなみに他動詞としての横たふは、「り」にはつくことができず「たり 」につなぎます。
点数: 0
添削のお礼として、卓鐘さんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 なお
卓鐘様、有難うございました。
文法的なことを指摘できたぞ!
と思っていましたが、卓鐘様のおっしゃることが正しいようです。
しかるに、layとl ieの話はやめて、息絶えりだけは残します。
点数: 0
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
疲れてしまった・・・・