病人の粥をふつふつ霜夜かな
回答者 武照
添削した俳句: 病人の粥をふつふつ霜夜かな
「ふつふつ」という擬音語が柔らかくて、かゆを煮ている時間が温かみを持っている感じが出てる。
病人のための粥を霜の降りる寒さの厳しい夜に煮ているから、病人がとても寒い日に風邪をひいて、粥を待ち遠しくしていることまで読者の想像を膨らませる技巧に脱帽した。
点数: 0
回答者 武照
添削した俳句: 病人の粥をふつふつ霜夜かな
「ふつふつ」という擬音語が柔らかくて、かゆを煮ている時間が温かみを持っている感じが出てる。
病人のための粥を霜の降りる寒さの厳しい夜に煮ているから、病人がとても寒い日に風邪をひいて、粥を待ち遠しくしていることまで読者の想像を膨らませる技巧に脱帽した。
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回答者 武照
添削した俳句: 藍染の袖に団扇の涼み船
最初、「袖に」が不要かと思いました。しかし、「袖に団扇」を持っていることを表して、浴衣と団扇で夏の暑いなか、清涼を風情とともに感じようとしていることが効果的に伝わります。
「涼み船」は、納涼の舟遊びを指し、浴衣を着て団扇を持って優雅に舟遊びをする様が目の前の光景として現れるかのようです。
点数: 1
回答者 武照
添削した俳句: 霙落ち車窓に明かり君待つや
霙落ち車窓に明かり君待つや
「車窓に明かり君待つ」というのは、車窓に相手が待っていれば明かりはともっているだろうし、明かりが灯っていれば待ってくれているのは自明なはず。だから、「明かり」か「待つ」が不要だと思う。
たとえば、「車窓の灯に君」とする。
霙落つ車窓の灯に君あかあか
点数: 1
回答者 武照
添削した俳句: 回送の電車は車庫へ冬銀河
「電車」は「列車」にしてもいいかなとおもいましたが、これは作者であるあなたの感性に従って「電車」でもいいと思います。
車庫へ向かう電車が演出する奥行と冬銀河が演出する広大さがマッチして、より壮大なスケールの句に仕上がっている点が素晴らしいです。
点数: 1
回答者 武照
添削した俳句: ゴーグルを無くし彷徨う夫婦かな
鳥田政宗さんの俳句を拝読しました。
「ゴーグル」「夫婦」というキーワードを使うことで、ディテールをあえて語ることなく、どういう状況なのか読み手に想像させる効果があると思います。
ただ、「ゴーグルを無くし」と「彷徨う夫婦」という言葉のまとまりが因果関係で繋がっていて、説明臭い感じを醸し出してしまうと思います。
「ゴーグル紛失 吹雪は夫婦を襲う」 19字
ゴーグルが紛失したことと、吹雪のシーンを別々のカットで捉え直すことで、読み手に間にある物語を想像を駆り立てるといいと思います。
点数: 2
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