俳句添削道場(投句と批評)

丼上秋葵さんの添削最新の投稿順の46ページ目

「具に合ひし味の染み込むおでん店」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 具に合ひし味の染み込むおでん店

こんにちは!
おでん美味しいですよね!私も固めの大根が一番好きです。

「おでん屋さん」を空間的な舞台装置として用いている句はよく見ますが、おでんの味の妙が一番で、それを作る「おでん屋さんを尊敬」するというお気持ちは千日草さん独特の、大事な句の心になりうると感じました。

御句は一目すると「おでん店」の説明に終始されてるように読めてしまうので、おでんとおでん屋さんに感動・敬意を抱いている詠み手そのものの気持ちも詠み込んだ方がいいのではないかと思いました。

それを踏まえて

「ぐ」と吾に染むる味かなおでん店

と直してみたのですが、いかかでしょうか?
「ぐ」は「吾」の感嘆の気持ち「ぐ…!」とおでんの「具」のダブルミーニングです。俳句において、小手先の駄洒落はよくないこととされていますが、そこはご容赦ください。

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

「稜線に濃き紅引くやななかまど」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 稜線に濃き紅引くやななかまど

こんばんは!
栗の句にご批評いただき、ありがとうございます。
下手ながらも懸命に作った拙句の句意を汲んでいただけるのは、やはり嬉しいものですね。
ともあれ、詠み手の句意が読み手に上手く伝えられるか否かも含めて、皆様のご批評・ご意見はすべてご参考にさせていただく所存です。

恐縮ながら、ななかまどの句に感想を述べさせていただきます。

悠様も述べておられますが、やはり上の句「稜線に」の出だしから下の句に至るまでの視覚的イメージの流れが秀逸であると感じました。

峰峰をつなぐ大きな舞台に「濃き紅引く」只者ならぬ存在は何なのかと読み手が期待したところに「ななかまど」は納得の存在感だと思います。ななかまどの鮮烈な「紅」はかえでとはまたひと味違った力強さを感じます。

結句まで読んでから、切れ字の「や」と共に、「ななかまど」が「濃き紅」を「引く」主格として改めて起ち上がるのも、「ななかまど」の強烈な存在感を示すのに、効果を発揮していると思いました。

勉強不足ゆえ、代案を出せずに申し訳ございません。
少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

谷越えのショット見上げりゃ天高し

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 谷越えのショットの高く天高し

こんにちは!
スポーツの秋、爽やかな秋空の下、ゴルフも気持ちいいものですよね。

谷越えをするほどのナイスショットを決めた時の晴れやかな気持ちと「天高し」の澄んだ青空が呼応して、爽やかな読み味の句になっていると思います。

「谷越え」をするほどのショットなら、当然ボールは「高く」飛んだはずなので、語感的にも「高く」は不要だと思います。

ショットを打った人の気持ちに、より寄り添うのならば、打つ前はボールを気にかけていた視界が、打った後に空に広がっていく動きを詠み込んだ方がいいのでは、と感じました。

ナイスショットが打てて、やや得意になっている心情を「見上げりゃ」の口語に託してみたのですが、いかがでしょうか?

ご参考になれば、幸いです。

点数: 0

「玉だけが転がりゆくや運動会」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 玉だけが転がりゆくや運動会

単純明快ながら想像が拡がる好い句だと思います!

転がる玉だけを描写していながら、慌てふためく競技者の心情や観客からの笑い声など、微笑ましい雰囲気を感じとることができました。

「や」の切れ字もそういったおかしみを強調するのに、上手く機能していると思います。

点数: 0

「漆黒の津浪となりて鰯来る」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 漆黒の津浪となりて鰯来る

こんにちは!
地蔵・新米の句にご批評いただき、ありがとうございます。
安易な擬人化は安っぽくなるので、難しいところですよね。いただいた句とご意見を参考にさせていただきます。

「鰯」はその姿と字面から弱々しいイメージが想起されがちですが、「漆黒の津浪」が持つ言葉の強さと対比され、情景描写以上の味わいが生まれていると感じました。

「来る」の進行形にしたことで、魚群が眼前に迫ってくる臨場感が感じられるのも好い点だと思います。

点数: 1

丼上秋葵さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

化け狸の正体見たり枯葉かな

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