俳句添削道場(投句と批評)

つちや郷里さんの添削最新の投稿順の44ページ目

「ケロケロとまたケロケロと鳴く蛙」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: ケロケロとまたケロケロと鳴く蛙

めいしゅうさんこんにちは。

御句は情景描写というよりは蛙の説明になっている感じがします。(最近、情景描写と説明の違いがわからなくなってきましたが笑)
めいしゅうさんの言いたいことになるべく近づけながら、描写にしてみます。
前の句で「畦」という言葉を使っていたので、使ってみます。
また、「ケロケロ」よりも「ケラケラ」の方が笑っている感じがしませんか?

・「ケラケラと笑ふや畦の雨蛙」

前の句の添削で「蛙」は春の季語と言いましたが、「雨蛙」や「青蛙」や「蟇(ひきがえる)」などは夏の季語になります。結構間違えやすいので注意が必要です。

またよろしくお願いします。

点数: 1

「ヤンキーの背からはみ出すカーネーション」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: ヤンキーの背からはみ出すカーネーション

コウさんこんにちは。
俳句生活佳作選おめでとうございます。
あのレベルの句なら、人選まであと一歩ですよ。

御句
光景は面白いと思います。
「ヤンキー」という言葉についてですが、これは賛否ありそうです。私としてはアリだと思いますが、なかには「そんな言葉を俳句に使うのはけしからん」という意見もありそうです。
「背からはみ出す」の部分ですが、これだけだと背に隠し持っているカーネーションが見えているということを想像するには時間がかかる気がします。
ですが、「ヤンキーが誰か(母?)に贈るためのカーネーションを背に隠している」という光景を俳句にするには要素が多すぎると思います。

・『ヤンキーが母に買いたるカーネーション』※「ヤンキーの」にしたかったんですが、それだと「母親がヤンキー」という意味にとられてしまう恐れがあったので、散文的ですが、あえて「が」にしました。
・『母を前に背に隠したるカーネーション』
こんな感じでいかがでしょうか。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 3

「母の日の好物とどくや休肝日」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 母の日の好物とどくや休肝日

水谷さんこんにちは。

御句ですが、「の」よりは「に」の方がいいと思いますが、「に」にすると今度は散文的な気がします。
中七を字余りにしてまで「や」を入れる必要はないと思うので、上五に「や」でいいと思います。

・「母の日や好物とどく休肝日」
ただこれだと、「日」が二つに分かれてるのが気になるので
・「好物とどく母の日は休肝日」でどうでしょう。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「畦蛙夏近ずきて笑ふなり」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 畦蛙夏近ずきて笑ふなり

めいしゅうさんこんにちは。

御句ですが、俳句の評価の前に
「畔蛙」という言葉ってありますかね?調べましたがお米のブランド名と思われるものしか出てきませんでした。もしありましたらお教えください。それとも、そのブランド名として使っていますか?今回は生き物の方の蛙として評価していきます。ブランド名は「畔かえる」という表記ですからね。
あと、「近ずく」ではなく「近づく」ではないでしょうか。

さて俳句ですが、「蛙」と「夏」の季重なりをお気になされてますが、この句は「蛙」と「夏近し」という季語の季重なりになると思います。
「夏」はもちろん夏の季語ですが、「夏近し」は春の季語です。ちなみに「蛙」は春の季語です。
ただ、季重なりを解消したらめいしゅうさんの言いたいことが伝わらなくなってしまいますし、蛙と時候の季語を重ねた名句もあるので、今回は季重なりのままでいきます。

・「夏近し蛙は笑ふやうに鳴く」
・「蛙鳴く近づく夏に笑ひける」
※動詞が三つもあるのでせわしない印象になってるかも

今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

「ゆうやけやとてもきれいだうれしけり」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: ゆうやけやとてもきれいだうれしけり

ヤマチャン180さんはじめまして。
つちや海郷と申します。
よろしくお願いします。

俳句初心者さんですか?
失礼なことを言いますが、こちらの句はお子さんが詠んだ俳句なら全然いいですけど、ヤマチャン180さんが大人の方だとすると、この句はかなり駄目ですね。
褒めるとするなら季語が入っていて、五七五になっているというところだけです。

・俳句は基本的に情景描写なので「とてもきれいだ」などと季語を説明しなくていいです。
・俳句で「嬉しい」というような感情を入れ込むことはあまりありません。入れるときは、それを言うことによる効果があるときだけです。こちらの句はただの感想になってます。
・あと文法ですが、「嬉し」というような形容詞に助動詞がつくときは「補助活用」という活用法が使われます。
「けり」は連用形につきます。「うれ・し」の連用形の補助活用は「しかり」なので、「うれしかりけり」とならなければなりません。
・ただ、この俳句には「や」「けり」と切れ字が二つあります。これは俳句としてはよくない作り方なので、『切れ字は一つ』ということも覚えてください。
・上五・中七・下五でぷつぷつと切れる、いわゆる三段切れでもあるので、詩を繋げましょう。
・余程の理由がない限り、俳句はなるべく漢字で書きましょう。

長くなりそうなので、この辺にしときます。
上五の「夕焼や」はそのままで、自分の見た景色を残りの十二音で作ってみてください。

次回の投句楽しみにしてます。
俳句作り頑張ってください。

点数: 5

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