俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の6ページ目

「冬の暮八百屋の早口響きたる」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 冬の暮八百屋の早口響きたる

るるさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。光景は浮かびますよ!
私のイメージでは、早口というより大声ですけどね(笑)。

御句、語順がコメントの通りになっていますよね。それはそれでいいのですが、散文調になりがちですので、ここは一つ、五音季語は、最後に持ってきてはいかがですか?

・響きたる八百屋の声や冬の暮

中の句を「八百屋の早口」のままとしますと、中八になり、ポイントが低くなりますので、少し変えてみました。

点数: 1

「ハイビスカスローゼルの赤日向ぼこ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: ハイビスカスローゼルの赤日向ぼこ

負乗さん、こんにちは。
御句拝読しました。
っていうか、負乗さんにコメントしないと、無視していると思われてもイヤですから…(笑)。
でも、コメントが遅れたのは、一覧にある時に、初読でなんのことかわからなかったから後回しにしてしまって…。他の、意味がわかる句にコメントしていたら遅くなりました(笑)。
いま、ご自身のコメントを拝読しました。なんと、お茶のこと!私は花のことかと思っていましたよ。
これって、お茶とかティーとか入れないと、わからないのではないでしょうか?いや、「ハイビスカスローゼル」で、お茶のことだとわかるのかな…。
私であれば、「日向ぼっこ」は、お題ですがやめて、「の赤」という措辞もやめて、季語で赤をイメージさせるような作りにしてみるかも、と思いました。

・ハイビスカスローゼルティーや冬夕焼

よろしくお願いします!

点数: 1

「冬ざれて小屋に納むる糸車」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 冬ざれて小屋に納むる糸車

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。いい風情ですね。
ふた通りの読みができますね。
一つは、冬ざれたので、今まで使っていた糸車を小屋に納めた、みたいな。
もう一つは、冬ざれた景色の中で、小屋に古い糸車が納まっている、というもの。
前者は違うかな。なぜなら、今どき糸車を冬ざれるまで現役で使っているだろうか?
それより、すでに長いこと使われずに小屋に納まっていると詠むのが自然ですね。
そうなると、私は、季語の後の助詞ですが、

・冬ざれの小屋に納むる糸車

と、小屋を修飾しても面白いかと思いました。

または、かなり変えてしまい恐縮ですが、

・冬ざれの風の入(い)る小屋糸ぐるま

これは、風で糸車がたまにカラ、カラ、とか回るようなイメージです。
よろしくお願いします。

点数: 1

「階段を急ぐ足音ポインセチア」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 階段を急ぐ足音ポインセチア

東野宗孝さん、こんにちは。お久しぶりです。
詳しいコメント有難うございます。このように、他の方々はどのようなことを悩んでいらっしゃって、どのように改善されようとなさっているのかを知ることは、私にも勉強になります。
御句拝読しました。とてもいい感じだと思いましたよ!
まず、宗孝さんの懸念点について。
ポインセチアが階段上がってくるとは思いませんよ。また、確かに六音ですが気になりません。それは、季語であることと、花の名前という固有名詞なので、工夫で切り詰めようがないからです。

私はもう一つのほうの句は、ごめんなさい、あまりいただけません。なぜなら、構成が「階段を抱える」みたいですし、「ポインセチアが急いでいる」みたいだからです。
後の句はそれが是正されていて、いいと思いました。
ふた通りに解釈できます。一つは、イサクさんのように、部屋にいる人が階段を上がってくる人の気配を詠むイメージ。ポインセチアは部屋にあり、階段の振動で揺れているのかも。それは、期待で震える胸のドキドキと合っている?素敵な解釈ですね。
もう一つは、私が感じたほうですが、誰かがポインセチアを抱えて階段を駆け上がってくるというもの。その人の視点です。これも悪くないと思います。

提案句を置くまでもないと思いますが、一つだけ、もしポインセチアの字余りをお気になさっているようであれば、上五や中七に置くのもありかと思いました。

・ポインセチア抱へ階段駆け上がる
・階段をポインセチアを抱きながら

よろしくお願いします!

点数: 2

「遠声の漕ぐ君追わる思い炎ゆ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 遠声の漕ぐ君追わる思い炎ゆ

卓蔵さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。また、丁寧なコメントを添えてくださり、有難うございます。解釈の参考になります。

すでに慈雨さんが適切なコメントをなさっていますので、重複・後追いのようになりますが、私からもお伝えさせてください。

正直申し上げて、何がおっしゃりたいのかわかりにくい句ですね。俳句らしくしようと、また、色々な思いを詰め込もうと努力なさったのではないかと思います。ただそのために、言葉の意味が日常からかけ離れて、わかりにくくなってしまったような気がします。
まず「遠声」がそうですね。字面から、「遠くから聞こえる声」?という推測はできますが、あまり使わないかと。
それよりわからないのは「追わる」です。先の方の解説で「日本語にはある」とのことでしたが、私は初耳でした。
また、最後の「炎ゆ」、これそのものは夏の季語ですが、この使い方では季語にならないのは、慈雨さんの適切なご説明の通りです。卓蔵さんもそこはご承知のようですけどね。

コメントから、卓蔵さんのおっしゃりたいことはこういうことではないかというのをひとつ考えてみました。

・ボート漕ぐ君のこと目で追いながら

これは、ボートを漕いでいるのが君なのか作者なのかわからないところが、面白いと思えば面白いかと思って置かせていただきます。

なんだか文句ばかり連ねたようですが、ここはそういうところですのでどうかご理解いただければと思います。
詠もうとなさっている状況や心の動きは本当に共鳴するところがありますので(そうでなければこんなにコメントしませんよ😀)、ぜひもう一度聞かせてもらえたらと思います。
また、慈雨さんとか私に返信することもできますので、お時間のある時によろしくお願いします。

点数: 0

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