「遠声の漕ぐ君追わる思い炎ゆ」の批評
卓蔵さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。また、丁寧なコメントを添えてくださり、有難うございます。解釈の参考になります。
すでに慈雨さんが適切なコメントをなさっていますので、重複・後追いのようになりますが、私からもお伝えさせてください。
正直申し上げて、何がおっしゃりたいのかわかりにくい句ですね。俳句らしくしようと、また、色々な思いを詰め込もうと努力なさったのではないかと思います。ただそのために、言葉の意味が日常からかけ離れて、わかりにくくなってしまったような気がします。
まず「遠声」がそうですね。字面から、「遠くから聞こえる声」?という推測はできますが、あまり使わないかと。
それよりわからないのは「追わる」です。先の方の解説で「日本語にはある」とのことでしたが、私は初耳でした。
また、最後の「炎ゆ」、これそのものは夏の季語ですが、この使い方では季語にならないのは、慈雨さんの適切なご説明の通りです。卓蔵さんもそこはご承知のようですけどね。
コメントから、卓蔵さんのおっしゃりたいことはこういうことではないかというのをひとつ考えてみました。
・ボート漕ぐ君のこと目で追いながら
これは、ボートを漕いでいるのが君なのか作者なのかわからないところが、面白いと思えば面白いかと思って置かせていただきます。
なんだか文句ばかり連ねたようですが、ここはそういうところですのでどうかご理解いただければと思います。
詠もうとなさっている状況や心の動きは本当に共鳴するところがありますので(そうでなければこんなにコメントしませんよ😀)、ぜひもう一度聞かせてもらえたらと思います。
また、慈雨さんとか私に返信することもできますので、お時間のある時によろしくお願いします。