「若竹の色爽やかになびく庭」の批評
回答者 なおじい
添削した俳句: 若竹の色爽やかになびく庭
碧梧さん、こんにちは。初めまして。河東碧梧桐のようないい俳号ですね。
御句拝読しました。先に慈雨さんが適切なコメントをなさっていますので、重なる部分もありますがご容赦ください。
俳句は季語を一番大切にするもので、季語が脇役になるとか、何かの舞台装置になることを好みません。
それからしますと、御句は、若竹が季語ですが、それが爽やかになびく「庭」が、主役になってしまっているような気がします。
もう一点、「爽やか」、これは風が爽やかであれば秋の季語ですが、御句では色が爽やかですね。ですから季語として扱わなくてもいいかと思いますが、逆に、「若竹」は、その色の爽やかさはすでに季語に含まれています。だから単に「竹」でなく「若竹」と言うのです。ですからその色についてはあえて爽やかと言う必要はないです。
これらから、例えば、
・若竹のざわわとなびく庭の隅
・裏庭になびく若竹さやさやと
よろしくお願いします。
点数: 1