「木漏れ日の隙間に覗く紅葉や」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 木漏れ日の隙間に覗く紅葉や
名取葉月さん、こんにちは。
御句拝読しました。先の方々もおっしゃっていますが、例外はあるにしても、切れの「や」は句中、「かな」と「けり」は句末と押さえておかれたほうがよろしいかと思います。
「や」は場面転換を伴う詠嘆、すなわち後に他の措辞が続くもので、「かな」「けり」はそこで終わりながらあとを引く詠嘆です。
御句、下五の紅葉を「こうよう」とお読みと思いますが、これを「もみじ」と読んで、
・木漏れ日の隙間に覗く紅葉かな
これだけで切れ字の問題は解消します。
あとは、先の方々の示唆なさっている類想や語句の意味的なことや、ちょっと中七が固い感じがしますので、先日イサクさんがアドバイスくださったひらがな・漢字表記のこととかを併せて推敲なさると、いい句になると思います。よろしくお願いします。
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