俳句添削道場(投句と批評)

卓鐘さんの添削最新の投稿順の345ページ目

「楽しさはやがて寂しき焚火跡」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 楽しさはやがて寂しき焚火跡

こんにちわ。

「芭蕉の句を真似て作って見たけどこの句はどういう評価?」という問いかけという前提で書きます。というのも、いろいろわかってて遊んでるだけだと思うので。遊びとしてはいいと思いますので。

1)芭蕉と同じとなる
名句の型をここまで使っちゃうと、基本それがチラついてしまい先行句があり新規制はないよねという評価になります。そして比較され、(大抵は超えることができないから名句なので)残念な結果になります。

2)芭蕉の句について
「さまざまな事思い出す桜かな」もそうですが、「おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉」は、この簡素かつ抽象的な表現で、見事に、季語の本意全ての本質を包み込んでいるところに凄みがあります。
鵜飼というのはショーになるくらい面白い一方で、生命の習性に抗えない鵜、そしてそれを利用している人間があります。それをたったこの17音で全てを伝えきってしまっている。

3)御句について
「楽しい」は焚き火のごく一部の捉え方かなと思います。その点で芭蕉の凄みからは劣ります(劣るのはしょうがないけどもろ比較されちゃう形になりますので)。あとは、「焚火跡」ですね。「跡」と言っちゃうと焚き火は終わった寂しさだけが残っているので、「楽しさはやがて」がかなり時間軸を持ってしまい、説明になってきます。「焚火かな」にすれば、「楽しさから寂しさ」に変わる瞬間の描写になりますね。また焚火跡に対しての「寂しい」は一番出てきそう形容であることも「跡」が損してますね。

改めて言いますが、この句の評価は?という問いへの回答というだけなので、あえてやっている遊びとしては面白いと思います。

楽しさのやがて寂しき焚火かな
※「は」はこの句ではちょっと強いので変えた。

これであれば、芭蕉を忘れれば、そこそこ良い句とは思います。

点数: 2

「焚き火の音吐露した声に応じけり」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 焚き火の音吐露した声に応じけり

おはようございます。

いいたい情景の気持ちはわかります。ですが、俳句としてみると中七以降が説明的かつ抽象的で、詩となりにくくなっていると思います。

愚直一つばちと焚火に爆ぜにけり

点数: 1

「黄金色空覆うほどの銀杏散る」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 黄金色空覆うほどの銀杏散る

竜子さんへ

おそらく「銀杏(いちょう)」のことを言われているとおもいます。銀杏(ぎんなん)といえば季語ですが、銀杏(いちょう)自体は「銀杏散る」「銀杏黄葉」「銀杏の花」「銀杏の実」などとしないと季語になりませんね。

点数: 4

「生牡蠣の磯のかをりや能登の海」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 生牡蠣の磯のかをりや能登の海

コメントありがとうございます。

いえいえおきになさらず。
また名前だしてもらえて光栄です。たぶん、ケントさんは知っててわざとです笑(ありがたいことです)

点数: 2

「けふの吾ひと日を老いぬ日向ぼこ」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: けふの吾ひと日を老いぬ日向ぼこ

いいですね!

上五が少し緩いかなぁと思いました。音数合わせ的でもあり、切れも句に合わない感じ。

けふ吾のひと日を老ひぬ日向ぼこ

の方がゆったりとするかなぁとか。ただまだ、「けふ」「吾」と言わずもがなが並ぶと、捨て石としてもゆるく感じてしまいました。

からつぽの一日を老ひぬ日向ぼこ
など上五で日向ぼこらしさを補強できるように思います。

いずれにしてもいい句と思いました!

点数: 1

卓鐘さんの俳句添削依頼

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