俳句添削道場(投句と批評)

戸部紅屑さんの添削得点の高い順の2ページ目

怒り込め牛の餌にと刈る青田

回答者 戸部紅屑

添削した俳句: 青田刈る牛の餌にと固めおり

白井さん、初めまして。
国の政策で、あと一ヶ月で米が収穫出来るのに青田を刈るなどという事が現実に行われているのですね。揚句で主語は飽くまで季語「青田」で、下五「固めおり」が説明臭くなっていますので取りました。刈っている農夫の心情を慮って頭を「怒り込め」としてみましたが、如何でしょうか。

点数: 1

小包にご当地切手きりたんぽ

回答者 戸部紅屑

添削した俳句: 消印とご当地切手きりたんぽ

鳥越さん、初めまして。
「消印」と「ご当地切手」と2つ似た意味の語を並べるのは音数が勿体無いので、「消印」は取り、又「きりたんぽ」は絵葉書の絵ではなく、実物であることを表す為に句頭に「小包」と入れてみました。如何でしょうか。

点数: 1

節水の呼びかけ嗤ふ大寒波

回答者 戸部紅屑

添削した俳句: 節水の呼びかけありし大寒波

素一さん、初めまして。
『-11℃になりました。あちこちで水道管破裂があって』という説明に度肝を抜かれました。揚句で、「呼びかけありし」=「呼びかけがあった」というのが説明っぽい感じが少ししましたので、ここは「大寒波」を擬人化して、敢えて奴の目線で詠むのが自然の猛威が最も読み手に伝わるのではないかと思いました。如何でしょうか。(ただ実際にその場所で暮らしておられる人々は「寒波めこのやろーっ」という思いを持たれるのでしょうね。)

点数: 1

んのつく根菜熱き椀冬至

回答者 戸部紅屑

添削した俳句: んのつく根菜食ぶ食ぶる冬至かな

素一さん、今晩は。
「食ぶ食ぶる」が少しくどい感じがしましたので「熱き椀」としてみました。如何でしょうか。

点数: 1

挿す陶器また焼くごとく実南天

回答者 戸部紅屑

添削した俳句: 冬になり南天の実の赤赤と

堀籠さん、初めまして。
季語「南天の実」は三冬の季語なので、「冬になり」は季重なりとなってしまいますね。またこの季語の本意に「実が赤々としている様」が含まれますので「赤赤と」は音数が勿体ないです。五音の傍題季語「実南天」を用いて、紺の陶器の花瓶に南天の実が挿されてあたかも赤い炎のように見えるという情景にしてみたのですが、如何でしょうか。

指摘事項: 季重なり

点数: 1

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