俳句添削道場(投句と批評)

戸部紅屑さんの添削最新の投稿順に並んでいます

寒づんづん夕日落ちてゆき一人

回答者 戸部紅屑

添削した俳句: 寒づんづ燃えたつ夕日どんと落つ

近江さん、初めまして。
季語「寒」が主役なので、それが際立つ様に、「燃えたつ」と「どんと」を取りました。「づんづ」というオノマトペはとても良いと思います。ただ、更に強調して「づんづん」として上五を句跨りの形に致しました。又、「寒」が我が身に差し込んでくる感じを表す為に句末を「一人」として見ました。如何でしょうか。

点数: 1

ななつめの菜の名に泪七日かな

回答者 戸部紅屑

添削した俳句: ななつめの菜も鍋の中七日かな

イサクさん、初めまして。
「な」尽くしの御句、とても調べの良い楽しい句ですね。ただ、句頭から畳みかける「ななつめの菜も鍋の中」で読み手は「七草粥」という季語が強くイメージとして頭に浮かんで、当句の主役の季語「七日」の言葉の重心が少し削がれているように感じました。そこで、敢えて「鍋の中」を外して、七つ目の菜の名として読み手に「仏の座」を連想させ、仏の慈悲を感じる今日「七日」=人日(囚人を処刑しない日) でありますよと詠嘆する句意にしてみました。又、「な」の韻は保ちたいので「泪」を持ってきました。如何でしょうか。
(「鍋」を外したり「泪」を入れたりで、添削ではなく改作だと感じられたならばご容赦下さい。平に平にW。)

点数: 1

扉あく観音さまへ若葉風

回答者 戸部紅屑

添削した俳句: 扉あけ観音さまへ若葉風

久田しげきさん、初めまして。
御句は初夏の瑞々しい感じがしてとても良いですね。観音さまの柔和な顔立ちも目に浮かびます。ただ、切れがない形なので、敢えて上五で切って一拍置いて読むようなリズムにしてみましたが、如何でしょうか。

点数: 1

登山道隠す群雲背に纏ひ

回答者 戸部紅屑

添削した俳句: 群雲の煙に隠れし登山道

三男さん、初めまして。
群雲に覆われた登山道の情景が鮮やかに目に浮かぶ句ですね。ただ、最後「登山道」で読み手の視線が足元に下がった形で終わって、主役の季語「群雲」への言葉の重心が少し軽い感じがしたので語順を変えてみました。
あと、作者自身と登山道との距離感が気になったのですが、私は作者自身が登山道を歩いていて、自らの体も群雲の中に入っていこうかという情景を想像しまして、それで「背に纏ひ」としてみたのですが、如何でしょうか。

点数: 1

やけ酒の今宵の柳葉魚未婚なり

回答者 戸部紅屑

添削した俳句: ランデブー今宵の柳葉魚未婚なり

秋沙美さん、初めまして。
御句、諧謔味のある私の好きなタイプの句ですW。
「おまえでいいから嫁にこないか」が、女に振られた後の柳葉魚へ呟いた自虐的言葉であるならば句頭の「ランデブー」がちょっとそぐわない感じがするので「やけ酒の」と経緯を暗示するフレーズを入れてみました。如何でしょうか。

点数: 1

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