「轢かれたるままの老猫年を越す」の批評
回答者 負乗
添削した俳句: 轢かれたるままの老猫年を越す
秋沙美洋様
明けましておめでとうございます。
このサイトに参加し始めてて約3か月、私も以前、猫の句を投稿したことがあります。
轢死した猫をモチーフにした句が多いのか少ないのか知りませんが、私の句は…
「秋の日の轢かれし猫の思ひかな」
誰かから一点お点を頂きましたが、この句だと季語がすべる、といいますか、季節はいつでもいいように思えます。しかし、これを
「冬の日の轢かれし猫の思ひかな」
とすると、凍てついて、この世の非情が強調されすぎてしまいます。地縛霊にでもなってしまいます(笑)
私は、秋晴れの日の、空に溶けてゆく猫の魂、思いを言いたかった訳です。
秋沙美さんの句だと、死んだ猫が浮かばれません(笑)…成仏させてあげてくださいな…(笑)
句の添削をできるような力量は、私にはまだありませんが、轢死の猫に同じく目を向けてくれたことを嬉しく思います。
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