俳句添削道場(投句と批評)

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「新宿二丁目や烏瓜の花」の批評

回答者 輝久

添削した俳句: 新宿二丁目や烏瓜の花

チョットびっくりしました。
腹胃壮さんらしくないようで・・・

原句ですと、説明が付かない限り分かりません。
句の説明を読んでからでも景が浮かびにくいです。破調の詠みも??

ちょっと辛口ですが・・・失敗作?

点数: 2

烏瓜咲くか慌てて髭を剃る

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: 新宿二丁目や烏瓜の花

二丁目のオネエ様たちと、烏瓜の花、並べてみると
夜に咲くこととか、ひらひらしたちょっと退廃的?なイメージ、は
確かに似ているなと思いましたが、
まさか、おひげが伸びてくる時間帯を読んでいるとは(笑)

詠んでいる素材がかなり個性的なので、
破調にしすぎないほうが分かりやすいかと思います。
素材の取り合わせは面白いのですが、具体的な情景が見えにくいので、
私なりに読み替えさせていただきました。

夕方に慌ただしく出勤する髭の人、ということで、
オネエ様であることを暗示したつもりです。
さらに詞書で「新宿二丁目のニューハーフバー店員が出勤する頃」
(すみません、詞書のうまい表現が思いつかないです)などと
添えてもいいかなと思いました。

点数: 1

枯れ葉踏む音さまざまに山の道

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: 足先が奏づ枯葉のまといつく

「足先が奏ず」という表現は詩的でとても素敵なのですが、
枯れ葉を踏めば音がするのは自明で説明的だと思われるので削りました。
また、「まといつく」という言葉は、
「うっとおしい」ようなネガティブな響きをもちますから、
枯れ葉の音に感動する風流な気持ちを打ち消してしまうので、
そちらも削らせていただきました。

ご説明だと山道を歩いているとのことだったので、
情景を表現するため下五句に入れました。
「音さまざまに」は、複数で歩いている様子や
時には、まといつく枯れ葉に足を取られたりする様子も暗示したつもりです。

まったく別の句になってしまいましたが、
一つの意見としてお読みくださいませ。

点数: 2

ワイパーに挟まる枯葉並木道

回答者 腹井壮

添削した俳句: 並木道ワイパーに挟まる枯葉かな

徹之さん、こんにちわ。

並木道に駐車して戻ってきたらフロントガラスとワイパーの隙間に枯葉が挟まっていたという句なのでしょう。

ところで俳句の技法としてわざと字余りさせる事があります。

使い方次第では大きな効果もあります。

しかし原句はただの字余りで無意味にギクシャクした感じがします。

そこで基本に立ち返り五・七・五さらに語順を変えます。

これですなおに並木道の光景を詠む事ができたと思います。

指摘事項: 字余り

点数: 2

「流氷の接岸す無人の番屋」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 流氷の接岸す無人の番屋

こんばんは、今頃元気な私(

季語「流氷」が、寒さや荒々しさを引き連れてきているように見えるので、イメージはそれほど問題ないと思います

私が手を入れる必要があると考えているのは「接岸す(名詞+す)」です
この「す」には2つの可能性があります

1.終止形「す」
この「す」は不要
→「流氷の接岸」だけでカットを切ることができるから

2.連体形と間違えている?
連体形なら「接岸する」
→直すとリズムの悪い18音の句となる

次は「接岸」です
「接岸」が用語としては正しいかもしれませんが、この言葉では臨場感に欠けます
季語が「流氷」という勢いのある季語ですから、私なら客観的であるよりも主観的な表現を選びます

「迫る」で臨場感を
流氷の迫る無人の番屋(15音)

「来(きた)る」で筆者がどこにいるのかを明確に描写
流氷の来る無人の番屋(15音)

敢えて、句を完成させないまま載せます
残った音数の使い方を考えるのも面白いものです

点数: 1

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