「流氷の接岸す無人の番屋」の批評
回答者 ハオニー
こんばんは、今頃元気な私(
季語「流氷」が、寒さや荒々しさを引き連れてきているように見えるので、イメージはそれほど問題ないと思います
私が手を入れる必要があると考えているのは「接岸す(名詞+す)」です
この「す」には2つの可能性があります
1.終止形「す」
この「す」は不要
→「流氷の接岸」だけでカットを切ることができるから
2.連体形と間違えている?
連体形なら「接岸する」
→直すとリズムの悪い18音の句となる
次は「接岸」です
「接岸」が用語としては正しいかもしれませんが、この言葉では臨場感に欠けます
季語が「流氷」という勢いのある季語ですから、私なら客観的であるよりも主観的な表現を選びます
「迫る」で臨場感を
流氷の迫る無人の番屋(15音)
「来(きた)る」で筆者がどこにいるのかを明確に描写
流氷の来る無人の番屋(15音)
敢えて、句を完成させないまま載せます
残った音数の使い方を考えるのも面白いものです
点数: 1
添削のお礼として、ハオニーさんの俳句の感想を書いてください >>
いつも貴重な御意見・添削を頂き有り難うございます。
今回の添削依頼は少々季節を先取りしています。
自分の場合コンペ(コンクールや大会など)が主戦場ですので季節外れの句を詠むあるいは過去に詠んだ句を応募する事が多くなります。
そのような事情で季語は流氷です。
流氷の接岸シーンを破調させて詠みました。
自分としては寒々しく荒涼としたイメージが伝わればと思います。
宜しくお願い致します。