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あの一個誰が食べたか水ようかん
「ヒグラシもくそもあるかよ暮らせない」の批評
回答者 腹井壮
添削した俳句: ヒグラシもくそもあるかよ暮らせない
添削は出来上がり次第アップしますが尾崎放哉や山頭火、現代なら せきしろ の作品を見て参考にしてみてはいかかがでしょうか。
自由律俳句と呼ばれていますが俳句なのか短歌なのか川柳なのかわからない中途半端な存在です。
でも、朝見さんが参考にする価値はあるような気がします。
点数: 0
食べたさや意地と最後の水羊羮
食べたさと意地と最後の水ようかん
回答者 朝見
添削した俳句: あと一個誰が食べるか水ようかん
みなさん水ようかんを中心に書かれているのですが「後一個、誰が食べるか」というくだらなくて微笑ましいあるあるな状況をよまれているのだとしたら、いっそ「水ようかん」を捨ててもそちらの要素をブラッシュアップしたほうが本質に沿っているのでは? という風に考えてみました。
ただ結論から言って水ようかんを捨てる必要は全くなく、これ以上の適役もいないような気がしました。水っ気のあって甘くて美味しい水ようかんは夏の季語だけあって、あつくってうだってしまう毎日の中で目の前に出されたら絶対に食べたくなりませんか。かといってゼリーやプリンじゃ年中食べられるので、食欲に拍車をかける夏の暑さを説明できません。アイスじゃはやく食べないと溶けるだとか、決まった形もないし一個二個と数えづらいとか余計なことが多すぎる。
あと、「あと一個、誰が食べるか」という状況のどこにおかしさを感じるかは人によりけりな感じがしたので、いろいろな方面に伸ばしていけそうな感じがします。美麗だったり小洒落ていたりする句に化けているのも、誰も食べていない最後の水ようかんが、そもそもちょっとした風情まで醸し出しているためでもあるかと思いました。
私なりに少し具体的にしてみたのがこれでした。
点数: 5