俳句添削道場(投句と批評)

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鍬の柄に羽を休める蜻蛉かな

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 鍬の柄にとんぼや羽を下向けて

輝久様、皆様こんにちは。目の付け所は素晴らしいですね。
『鍬の柄にとんぼや羽を下向けて』
畑に刺さった鍬の柄に蜻蛉が止まっている様子ですね。
季語は蜻蛉、蜻蛉を詠うか、鍬の柄を詠うかで印象が変わりますね。蜻蛉の羽について、『羽を下向けて』と8音使っておられますので『羽休め』とすれば5音で収まります。また、とんぼの後の『や』の使い方に違和感を感じました。鍬の柄に注目させた一句を失礼します。
鍬の柄は蜻蛉の為に刺さりけり

点数: 4

秋空と海碧くして鳶一羽

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 海面に羽ばたき飛んで秋の鳶

『海面に羽ばたき飛んで秋の鳶』
海面というくらいですので海スレスレですね。そこから上昇飛行を行った鳶の様子ですね。僭越ですが、数点、まず季語ですが、『秋の鳶』という季語はありませんので、鳶に秋をつけなくても良いと思います。秋の鳶特有の行動があるとすれば、ありですが、また、羽ばたき飛んでの中七ですが、飛んでは切ることが出来ると思います。

点数: 4

扇風機君との距離を見守りて

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 扇風機君との恋を見守りて

百合恵寿様、初めましてこんにちは。季語は扇風機ですね。句意に二人の恋とありましたが、もうお付き合いされている様子ですか?『君』という言葉は、好意を抱く男女に使えるので、『恋』は別の言い方が出来ると思います。片思いの様子であれば、距離とすれば二人の関係性に動きが出ると思います。参考にしてください。

点数: 4

求婚の僕の目の端に扇風機

回答者 雨々

添削した俳句: プロポーズノーしか言えず扇風機

他にもご指摘があったとおり よくあるタイプの句だと思いました。
あまりにも見たままなのですね、だから川柳っぽいのかもしれません。

なので ここでは添削ではなく 同じシチュエーションで俳句っぽく作ってみました。

プロポーズをしている僕の目の端に首を振っている扇風機が映った、
これはフラれるかなー、汗
…これを 敢えて首を振るという動詞を使いませんでした。

俳句って、川柳よりも読み手に想像力を働かせて楽しんで貰うというテクニックもあるとおもうんです。
もちろん 見た通り、写生の句というのが一番というのが定説のがようですが
川柳は 笑いや揶揄、皮肉、自虐などを かなりつまびらかに言うところが面白いのかな、と個人的には考えています。

点数: 4

秋涼し厨に麦茶残りたる

回答者 雨々

添削した俳句: 新涼や昨夜の麦茶の飲み残し

ねぎみそさん 初めまして^ ^

説明を読んで 冒頭の
秋になり 涼しくなって麦茶を飲む量がぐんと減った
というところを句にさせていただきました。

季語二つは難しいですが なぜ二つの季語が出てくるのかが明瞭に分かれば 大丈夫でしょう。
軸足がどちらに有るか、例えば語順でも相当違ってくるので 推敲するのも楽しく、また発見が有るかもしれません ^ ^

説明に 湯呑みが出て来ましたが
湯呑みというと 温かいものを飲むイメージで 季語では無くも季語の香りがする名詞と 自分は思いました。それでなくても季語二つなので
湯呑みの存在が なんとなくですが邪魔します。(麦茶を温かくして飲んでみたが やっぱりまだ暑い季節なので 全部飲まずに残してしまった、とも読めるのです。)
なので 説明には無かったですが 厨に、としました。
もう作る季節でもなくなったと 秋涼しを強調しました。

湯呑みと厨では 体積が大いに違うため、ねぎみそ様のイメージしたものと違うかもしれませんね
ですので これは添削ではなく ねぎみそさんの提案したお題に対しての新たな句だと捉えて下さい。

指摘事項: 季重なり

点数: 4

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