俳句添削道場(投句と批評)

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初嵐朝の波頭の渦白し

回答者 ハオニー

添削した俳句: 秋風の強く波頭は白き渦

なるほど、鳴門海峡じゃなくても渦はあるのですね
渦が生まれるほどの強い秋風のようですね

ならば「秋風」は弱い気がします
秋風は秋に吹く風全般を言いますが、時に爽やかに時に身に染みるような風です
勢いよく吹く風とは言い切れません

風は俳句にとって欠かせない要素ですから、風にまつわる季語や季語以外の言葉はたくさんあります

今回、夏はそういう景色ではなかったのに、秋になってこのような景色だった
と仮定して季語「初嵐」を使います
初嵐…秋になって初めて吹く強い風
秋の嵐という季語と違い、特別な感じがあります

秋風でもなんとかなりますが、風を使いこなせてこそ感情をしっかりと風に託すことが出来ます
風の名前は侮れません

点数: 2

秋風の強し波頭の渦白し

回答者 腹井壮

添削した俳句: 秋風の強く波頭は白き渦

大浦美津子さん、こんばんわ。

波の頂点に渦がある事に全く気がつかずにおりました。
お恥ずかしいかぎりです。

原句自体がとてもいい句なのですが俳句らしく言い切ってしまったほうがいいと思いこうなりました。

点数: 2

離れ屋の裸電球虫の闇

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 離れへの門灯暗く虫の声

輝久様
離れへの門灯暗く虫の声
この句は難しい句だと思いました。
1 離れに向かっている様子
2裸電球の仄暗さ
3秋の虫が鳴いている様
この3つをイメージさせるのは、非常に難しいと思いました。
離れへと向かっている様子であれば、動きが必要なので
離れへの歩み一つも虫の闇
虫の鳴き声であれば、鳴き声を聞いた時の状況が欲しいところであるので、ベタですが
祖母の背に負われて消えた虫の闇
という風に鳴き声を聞いたのかを入れたいところですね。裸電球という風情のある言葉はぜひ使いたいですね。

点数: 2

離れへの門灯暗し虫の声

回答者 腹井壮

添削した俳句: 離れへの門灯暗く虫の声

輝久さん、こんにちわ。

いい句ですね。
光景が伝わってきます。
個人的にこういう句は好きです。

原句では「暗く」で切れていますがどうせなら俳句らしく「暗し」と言い切ってしまったほうが良いのではないかと思いました。

さらにそのほうが下五の「虫の声」も生きてくると思います。
虫時雨に差し換えようとも思いましたが原句を尊重いたしました。

点数: 3

蚊帳の内マリオネットとなる右手

回答者 ハオニー

添削した俳句: 蚊帳の奥マリオネットとなる右手

不穏な句ですね

なんか、蚊帳で急性の病気にかかってしまった解釈はしようと思えばできますが...
蚊に刺されて暴れている解釈の方が現実味ありますね

疑問はあります
平たく言うと蚊帳はサイコロみたいな形で四方八方から蚊の侵入を防ぐものですから、蚊帳の奥とは存在する場所なのか...
蚊帳の内、の方がいいかもしれません

点数: 0

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