添削と批評一覧最新の投稿順の20569ページ目
棘さえも馥郁たるぞ秋の薔薇
回答者 ハオニー
添削した俳句: 馥郁と咲いて棘もつ秋薔薇
日記帳に書くのならこのままでもいいですが、一つの作品とするためには問題点が3つあります
1つ目、薔薇といったら「咲いて」いるものですから、本来不要です
この句は「咲く」と書いただけの理由がないことが問題点です
2つ目、薔薇は棘を持っているのが普通ですから、わざわざ言うほどのことではありません
3つ目、秋の薔薇らしさがないことが一番悩ましいです
春の薔薇、(夏の)薔薇、と何か違いがないと「秋の薔薇」らしくありません
2つ目と3つ目の問題点は解決方法があります
棘を描写して、秋の薔薇らしさを出す方法です
このくらいやれば、作品として認められるかと思います
点数: 3
この僕をマリオネットとなせる蚊よ
回答者 ハオニー
添削した俳句: 耳朶に触れマリオネットとなる夏夜
マリオネットはユーモア溢れる表現ですね
この句は「耳朶(じだ・みみたぶ)に触れた」蚊の存在を言い切るか想像させるか、「マリオネットってなんだろう?」と言う部分を想像させるか言い切るか、で、だいぶ変わってきますね
マリオネットのユーモアを立てるなら、耳朶外すしかありません
蚊は言い切ります
面堂終太郎「この僕をマリオネットとなせる蚊よ」
あんまりにも違和感がないのでやりました←
元ネタは「うる星やつら」です(
マリオネットのような様子も蚊の存在も想像させる気なら
耳朶に羽音迫れる熱帯夜
蚊もマリオネットも言い切るなら
蚊が触れてマリオネットとなりし僕
蚊を言わずにマリオネットの様子だけ言い切る方法、これが元の句に添っているのですが…
難しくて出来ませんでした
詳しい説明はいずれします
なんか、燃え尽きました
点数: 5
「雨雲と高きに登る僕がいる」の批評
青空を祈り高きに登る僕
回答者 三日酔いの防人
添削した俳句: 雨雲と高きに登る僕がいる
ハオニー様こんにちは。難しい季語ですね。私は『高きに登る』と言う季語を知りませんでしたので、大変勉強になりました。この季語には厄除けといった意味があるのですね。祈りという単語を入れさせてもらいダイレクトに詠ってみました。
点数: 4