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根は土に葉は大空へ夏の木々
回答者 腹井壮
添削した俳句: 根は土に葉は青空へ夏木立
せこ三平さん、こんにちわ。
前回の添削からさらに工夫のあとが見えますね。
せこ三平さんの詩人としての向上心の現れと思います。
ところで調べた結果(個人的な推測も多数含む)ですが「夏木立」という季語は元々ただの「夏の木立」であったものが少しづつ木陰のイメージををプラスしていったようです。
季語にはたまにこういうケースがあるようですね。
さて、ハオニーさんの仰る通り現在は夏木立に木陰の意味が含まれている以上「夏木立」という季語は無理があるような気がします。
一方で季語の原理主義者にしてみれば「夏木立」で何が悪いと言いだしそうです。
そして、「青空」という夏をイメージさせる言葉は季語に役目を託したいという判断でこういう形になりました。
点数: 0
根を土に下ろす種あり夏木立
回答者 ハオニー
添削した俳句: 根は土に葉は青空へ夏木立
夏木立とは
夏、青々と葉を茂らせた木々
生命力あふれる木々の日陰を表しているため、季語と「葉は青空へ」と表現が重なっています
手直しの句は、「青空」ではなく「木陰」の方を強く描いています
青空を詠むと作者の位置がはっきりしないため、木陰でこんなこと考えているのだろう、という句を提案したいと思います
わたしは俳句歴1年ですが、始めたばかりの頃は「季語なんてなくてもいける」という無季俳句狂でしたね
点数: 1
虹かかりバスを見送るあの二人
回答者 よしはむ
添削した俳句: 虹待てりバスを見送るあの二人
こんにちは。
『虹を待てり』だと、『あの二人』の動詞が2つになってしまい、『見送る』動作が弱くなってしまうように感じたので、虹かかりにしてみました。
虹はあくまで背景にして、二人の動作に着目した句です。
点数: 2