白杖の人あし止める虫時雨
回答者 ハオニー
添削した俳句: 白杖の耳傾ける虫時雨
お初にお目にかかりますハオニーです
虫時雨なんていう、きれいな秋の季語を見つけましたね
「虫時雨」があるのだから「耳傾ける」は当然です
「足を止めて虫時雨を聞いている白杖の人物」を描きたいのなら、「」の中のことを調整して書くだけです
白杖の人足止める虫時雨
だと、「人足ってナニ?」と聞かれたとき怖いですし、「ひと足」と書くと「一足」と誤読されかねません
手直しの句のように表記しました
点数: 2
回答者 ハオニー
添削した俳句: 白杖の耳傾ける虫時雨
お初にお目にかかりますハオニーです
虫時雨なんていう、きれいな秋の季語を見つけましたね
「虫時雨」があるのだから「耳傾ける」は当然です
「足を止めて虫時雨を聞いている白杖の人物」を描きたいのなら、「」の中のことを調整して書くだけです
白杖の人足止める虫時雨
だと、「人足ってナニ?」と聞かれたとき怖いですし、「ひと足」と書くと「一足」と誤読されかねません
手直しの句のように表記しました
点数: 2
回答者 ハオニー
添削した俳句: 早朝のベランダで見る残暑かな
はい、確かに残暑は厳しいものですね
これは「季語が動く」という典型例です
試しに残暑→溽暑、冬至と変えてみましょう
早朝のベランダで見る溽暑かな
早朝のベランダで見る冬至かな
何も違和感がありません
これでは「残暑」が活きてくれません
残暑らしい何かがないといけないのですが、「もわっとした熱気」とか「寝苦しくて開けた窓」とか「気だるげに新聞配達をする人」とか、残暑らしい映像が1つ必要です
手直しの句は私の残暑な実感を出した一句です
これで「『残』暑」が動きづらくなりました
点数: 2
回答者 輝久
添削した俳句: 白杖の耳傾ける虫時雨
「頼りとす耳に季節の虫の声」
大浦美津子さま、初めまして。若輩者ですが、少しだけ
「白杖の耳傾ける」では意味合いにチョット無理がある様な気がしました。
下五の「虫時雨」も少し抑えて虫の声に変えてみました。
本当は添削など出来るキャリアは無いのですが。
点数: 2
回答者 ハオニー
添削した俳句: 手向けの和水仙北枕の父
素人のうちに、問題点やいいところを教えてもらえることは羨ましいです
結論から言ってこの作品、読めば読むほど考えさせられる句です
作者さんはなかなか難しいことをやってのける、うまくなるタイプの方です
先にいいところから
手向けの、と入ったことにより
水仙、北枕、が不穏な雰囲気を思わせる言葉となっていますね
この句から、作者さんは父親の死に目に会えなかったのかな?という想像が出来ました
不穏を描写するのは難しいことです
特に実力が初心者・素人程度ではほぼ失敗します
問題点は二つ
一つ目は、和水仙北枕と漢字が続いていて読みづらいことです
ほかのひらがなを間に挟む方法もありますが、非日常な感じを出す方法としてカタカナを使うという方法があります
今回は「スイセン」と書くしかないでしょう
「キタマクラ」なんて書いたら、ギャグかと思われます
もう一つは、この和水仙がどこにあるか断定できていないことです
作者さんが手向けの花として持っているか、亡き父親に供えられているのか、庭に残っていてそれを全部手向けの花と言っているのか
これが作者さんと読み手それぞれの想像の範囲にしかないということがもったいないです
持っているのなら
和スイセン北枕の父の手へと
供えられているのなら
和スイセン北枕する父の手に
庭に残っていて、それを手向けにしたというのなら
和スイセン北枕の父へ捧ぐ
という感じに言葉を厳選すれば、距離感が出ます
私がこの句に触れてみた感触ですが、直すのは相当難しかったです
それほどこの句は完成間近だったということで、元の句も捨てがたいものがあります
「手向けの」と言い切ったあたり、描写じゃなくてもやってみせる!という度胸があります
(たまに、初心者と言っておきながら凄いものを見せつける方がいるのです
久々に焦りました)
点数: 1
回答者 三日酔いの防人
添削した俳句: 早朝のベランダで見る残暑かな
大浦美津子様、こんにちは。朝の句ですね。早朝の時眼帯は何時頃でしょうか?日本語には、朝を細かな時間帯で表す素晴らしい言葉が沢山あります。早朝という表記は少しもったいないと思います。
ベランダで見た残暑には色々とありますね。モワッとした熱気とか、蝉の鳴き声、青空等、『ベランダで見る』としてしまうと、視覚に頼ってしまう傾向があるため、『ベランダに』としては如何ですか?
点数: 0