俳句添削道場(投句と批評)
みつかづさんのランク: 師匠114段 合計点: 461

みつかづさんの俳句添削依頼

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みつかづさんの添削

「こめかみの小さき塊うずく春」の批評

添削した俳句: こめかみの小さき塊うずく春

 
こんにちは。お体のお加減は如何でしょうか?
どうぞ、ご無理だけはなされません様に。

貴句、拝読いたしました。

初読で、「外傷とも解釈できるけど、もしかして偏頭痛の事なのかな?」と
読みを入れまして作者コメントを拝見いたしますと、
どうやらそのご様子でございました。

でしたら、これはもう、晩乃さんのコメントに私めも完全同意いたします。
文法構造的に「外傷」と解釈されてしまう余地がございまして、そうなりますと
作意とお伝えなさりたい事がズレてしまいますので。

また、このサイトの投稿フォームでは不可能ですが、作者コメントに
「本来の句:~」と注釈をお書きになって、「疼く」と「春」間に「間(ま)」を
入れるのもアリかもしれませんね。具体的には、晩乃さんの句をお借りいたします。

・こめかみの奥の塊うずき、春

読点によって間ができる事で痛みの表現を暗示しながら動詞「うずく」が
季語「春」に係らない様にする事で、「春が疼いている」との誤読の余地は
100%消え去ります。また、連用形にする事で「間」が活きてくるのではないかと
私めは考えました。

以上でございます。お目通しいただき、感謝いたします。
寒さが増しております。どうぞご自愛ください。

追記
めいさん。近畿でございましたか。私めもそうでございますよ。
例の添削案は、ありがたく頂戴いたします。
 

点数: 1

「息白し街灯に浮く停留所」の批評

添削した俳句: 息白し街灯に浮く停留所

 
お早うございます。挨拶が大幅に遅くなり、大変失礼いたしました。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

貴句、拝読いたしました。

上五:息白し(三冬・人事)
中七下五:街灯に浮く停留所(無季・景)
という典型的かつ成功した「人事季語 × 都市景」の取り合わせの様に、
私めには見えました。特に重要なのは、
「息白し」=寒さの可視化、「浮く」=光による非現実化、
「停留所」=人が集まり、待つ場所
この三者が、一切説明を伴わずに同一の知覚平面に重なっている点でございます。
写生でもあり、同時に象徴性も成立しているのではないでしょうか。

視点も上に行き過ぎておらず、描写の過不足が無い様に私めにぱ見受けられます。

この句の核心的な強度は以下ではないかと、私めは構造分析いたしました。
①:俳句はそもそも人物を特定しない詩型
②:夜の停留所という装置は、複数性・匿名性を前提とする都市記号
③:「息白し」は、主体を限定しないからこそ成立する人事季語

つまりこの貴句は、「誰の息か分からない」ではなく、
「誰のものでもあり得る息が、近似空間に立ち上がっている」構造。

私めからというのも非常に恐縮ではございますが、
「説明しない勇気」、「人物を描かない人事季語」の好例として、
初心者ではなく中級以上が学ぶべき句ではないかと、私めは考えました。
大いに学ばされました。

このまま味わいたいと、私めは思います。

以上でございます。お目通しいただき、感謝いたします。
 

点数: 1

「冬空の枯れ木に白い花吹雪」の批評

添削した俳句: 冬空の枯れ木に白い花吹雪

 
お早うございます。貴句、拝読いたしました。

重なっている3つの季語が全く活きていない様に、読者には見えてしまいますかね。
「句で何故、何を、どの位、どの様に表現なさりたいのか?」が
整理なされていない様に私めには感じられました。
以下、きびしい事を書いてしまい、申し訳ございません。

季語は冬空(三冬・天文)、枯木(三冬・植物)、花吹雪(晩春・植物)ですが、
季節の相互作用が無く、季語の主従関係が不明、作者の感動点が
句中に整理されておらず、結果として「白くてきれいなものが舞っている」だけの
内容になっております。

句の核は作者コメントにお書きの「枯れ木に粉雪が花吹雪のように、綺麗だなぁ」で
しょう。ですので季語「冬空」は完全に不要。率直に「粉雪」が良さそうです。
手持ちの季寄せで調べますと、3音で「こゆき」とも読めます。

そして、粉雪は白くて当然ですので形容詞「白い」も不要。
残りを何とか活かしてみます。
花吹雪は完全に比喩(例え)にして、季語としての力を無くします。

私めからの添削提案はどちらも破調の以下で、作者がご納得できない可能性を考えて
2案の提示でございます。
如は「ごと」(~の様な)、粉雪は3音で「こゆき」でございます。

A:花吹雪の如枯木の粉雪かな
(終助詞「かな」の切れ字で、主季語を強引に「粉雪」に確定させる)
B:花吹雪の如キラキラの粉雪よ
(花吹雪は樹から落ちるものなので、粉雪で冬である以上、読者には枯木の想像は
十分に可能。よって粉雪を少し描写し、間投助詞「よ」で作者心情に寄せる)

B案は「キラキラの」ではなく「輝ける」等でもアリですが、
要は「何等かの粉雪の描写が5音でできる」事をお伝えする為でございます。
5音は自由にお変えいただいくのが良いかと、私めは考えております。

俳句は「季語を含めた17音の短詩」であり、季語自体も詩でございますので、
1句に入れる事ができる情報量はとても少ないのでございます。
まずは「句で伝えたい事を少なくして整理する」事でしょうかね。

以上でございます。お目通しいただき、感謝いたします。
 

点数: 1

「風邪の吾子竹刀振る背の夕日かな」の批評

添削した俳句: 風邪の吾子竹刀振る背の夕日かな

 
こんにちは。お久しぶりです。ご挨拶が遅れまして大変失礼いたしました。
本年もよろしくお願いいたします。

貴句、拝読いたしました。

お子さん。本当によく頑張りましたね。
ネギさんとしては抱きしめたい程ではありませんでしょうか。

既に出ておりますが、情報量が多いのは私も同感です。
ただそれよりも、親としての感慨を句の字面にもっと押し出してほしいなと
私めは思いました。
作者コメントにお書きの「我慢強く、剣道大好きで、風邪を引いて
咳が止まらなくても、頑として休みませんでした。(学校もです)
5段の賞状を見た時にはわが子ながらびっくりしました」。
是非これを活かしたいですよね。

という事で、私めからの添削提案は以下の2つの破調の案でございます。

A:剣道五段風邪起こりぬる吾子よ(詠嘆して吾子のアップで句を閉める方法)
B:風邪起こりぬる吾子や剣道五段(賞状のアップで誇らし気に句を閉じる方法)

動詞「起こる」は、古語で「病気に罹る」という意味を持っております。

A案の特徴
1:季語「風邪」が主役
→ 子の頑張りが風邪に抗している事を、句中で明確化。

2:助動詞「ぬ」でお子さんの不退転・やり遂げたを暗示
→ 休まなかった、やり抜いた、という事実を自然に示す。

3:語順のクローズで吾子に詠嘆
→ 作者の感情「よく頑張ったね」が最後で立つ。感慨が詠嘆で読者に伝わる。

B案の特徴
1:「や」で詠嘆を強め、最後に五段を置く事で親子の達成感が際立つ。
2:文語的には「ぬる」の完了形が自然に生きる。
3:読み手は「風邪で苦しみながらも頑張った吾子」を母視点で受け取れる。

作者の視点と感情の核を残した整理により、風邪を押して頑張ったネギさんの
お子さんの姿を読者は自然にイメージでき、俳句としての主題(季語+感慨)が
より立つのではないかと、私めは考えてみた次第でございます。

以上でございます。お目通しいただき、感謝いたします。
 

点数: 1

「風邪の子やUFOの操縦士」の批評

添削した俳句: 風邪の子やUFOの操縦士

 
再来失礼いたします。
拙句「起こる風邪今は誰をか思はばや」にコメント、ありがとうございます。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/33238

文法的な補足でございます。

拙句につきまして、仮定条件としてお読みいただいた点は確かに
その通りでございます。

ですが、句末の「思はばや」は、「未然形+ばや」
(文語に仮定形は存在しない為)の形を取り、私としては希望や願望ではなく、
仮定条件に対する疑問、やや反語的な含みを意識して用いております。
「もし罹ったなら、さて誰を思うのだろうか――
(いや、特定の誰も思い浮かべないのではないか)」という宙吊りの
感覚そのものを、確定させない事自体を句の核に据えたつもりでございました。

その為、句中で○○に入る人物を予め想定している、という前提は、
作者側では敢えて置いておりませんでした。

また、希望であれば助動詞「たし」を、推量であれば助動詞「めり」用いて
以下の様に詠んでおりました。
「起こる風邪今は誰をか思ひたき」、「起こる風邪今は誰をか思ふめる」
(↑係助詞「か」を受けて、助動詞「たし」、「めり」が
連体形「たき」、「める」となります)

仮定形が強く感じられる点についてはご指摘の通りですが、それは感慨を
差し迫らせずに淡々と描写する為の意図的な選択であり、
断定や情緒の確定を避けた結果でもございます。

読みの幅を示していただいた事には感謝しております。
今後とも、よろしくお願いいたします。
 

点数: 1

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