「起こる風邪今は誰をか思はばや」の批評
回答者 ネギ
みつかづ様
おはようございます。返信、遅くなり申し訳ありません。
情報過多、諸先輩方のご指導、ありがたく感謝のかぎりです。
親切丁寧に添削指導いただきありがとうございます。
A:剣道五段風邪起こりぬる吾子よ(詠嘆して吾子のアップで句を閉める方法)
B:風邪起こりぬる吾子や剣道五段(賞状のアップで誇らし気に句を閉じる方法)
動詞「起こる」は、古語で「病気に罹る」という意味を持っております。
A案の特徴
1:季語「風邪」が主役
→ 子の頑張りが風邪に抗している事を、句中で明確化。
2:助動詞「ぬ」でお子さんの不退転・やり遂げたを暗示
→ 休まなかった、やり抜いた、という事実を自然に示す。
3:語順のクローズで吾子に詠嘆
→ 作者の感情「よく頑張ったね」が最後で立つ。感慨が詠嘆で読者に伝わる。
B案の特徴
1:「や」で詠嘆を強め、最後に五段を置く事で親子の達成感が際立つ。
2:文語的には「ぬる」の完了形が自然に生きる。
3:読み手は「風邪で苦しみながらも頑張った吾子」を母視点で受け取れ
コピーして勉強させていただきます。古語、文法まったく心得ておりませんが
これからもよろしくお願いします。
点数: 1
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お題で一句。古語俳句でございます。高野素十を意識して構造模倣いたしました。
句意:風邪が流行っている。(もし今私が罹ったならば)
私は誰かを思うのだろうか?
文法解説
上五→起こる:病気に罹る。病気が流行る。
中七→係助詞「か」
下五→「ばや」=接続助詞「ば」+係助詞「や」
(切れ字による詠嘆ではございません)
活用語の未然形に接続の場合→仮定条件についての疑いを表す(拙句はこちら)
活用語の已然形に接続の場合→確定条件についての疑いを表す
→上の現代語訳は「…ならば…か。」下の現代語訳は「…だから…か。」
下五を未然形+接続助詞+係助詞で終わらせたのは、
感情を確定させない為の装置としての機能でございます。