「サッカーやゴール神業世界沸く」の批評
添削した俳句: サッカーやゴール神業世界沸く
再々訪失礼します。
イサク様からコメントいただきました。歳時記によっては冬の季語
として載っているものもあるとのこと、大変失礼しました。
その上でコメントさせてください。
まず細かいことですが、「三苫」ではなく「三笘」ですね。今回はコメント欄なのでさほど気にならないですが、前回は句の中にモロに出ていたので、注意したいです。
作者はサッカーが好きなんだな、というのはよくわかります。ただ厳しく言えば、それ以上の感想は出にくい印象です。
①「神業」「世界沸く」など感情が前面に出すぎている、②三段切れ、③「ゴール」「神業」と同じような内容のことを続けていて勿体ない、④「ゴールシーン」と「見ていた人の反応」の両方を描写していて無理があるーーといったところが気になります。
俳句は淡々と、客観的に描写した方がかえって感動が伝わると思います。
・サッカーの伸びた脚から決勝点
・蹴り上げた球はネットへ冬夕焼
・一ミリの生みし得点冬青空
句材が難しいので、あまりいい提案句ができないですが…少なくともゴールシーンだけ描けば、サポーターの反応は読者が想像してくれます。
全部説明するのではなく、一番描写したいところに特化して描写し、読者を信じることを意識しましょう。
またよろしくお願いいたします。
点数: 0