俳句添削道場(投句と批評)
つちや郷里さんのランク: 師匠151段 合計点: 571

つちや郷里さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

夜長ゆるゆるマルチプルタイタンパ

回答数 : 4

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龍淵に潜む山盛りの灰皿

回答数 : 9

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俳号をまた変えようか柿紅葉

回答数 : 4

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芋煮食う眼鏡曇らせつつ食らう

回答数 : 10

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号砲の引き金固し運動会

回答数 : 12

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つちや郷里さんの添削

「卒業の学舎更地となりにけり」の批評

添削した俳句: 卒業の学舎更地となりにけり

あらちゃんさんこんにちは。

御句
すでに指摘されている方もおりますが、季語は自身が今その空間に置かれていないと機能しないものだと思います。
この句を見た感じ、自分は何年も前に卒業した母校が更地になっていたという内容だと思います。
「卒業」という季語を活かす作りにするなら、今自分が卒業するという内容に変える必要があると思いました。

・『卒業の学舎更地となるらしい』

またよろしくお願いします。

点数: 3

「囀りて囀りてなほ籠の中」の批評

添削した俳句: 囀りて囀りてなほ籠の中

めでかやさんこんにちは。
拙句へのコメントありがとうございました。
そこまで深く文字のバランスは考えていませんでしたが、送り仮名を振らないと何か変な感じがしたので、あのような表記にしました。

御句
季語をリフレインして「籠の中」で落とすのは上手いと思いました。
ちょっとしたむなしさのようなものを感じます。

・『囀れり猶かごの中囀れり』

またよろしくお願いします。

点数: 0

「物忘れあの世の寒さ一歩ずつ」の批評

添削した俳句: 物忘れあの世の寒さ一歩ずつ

なおじいさんこんにちは。
囀りの句へのコメントありがとうございました。
朝を「あした」とするのも考えたのですが、やはり正しく読んでもらえないだろうと思ったのでやめました。

御句
発想が面白いと感じました。
肌で感じる寒さのことではなく、抽象的・心情的な寒さですね。
私もそっちの方の意味で詠んで投句しました。

こちらの句はあの世の寒さを詠んでおり、今この場にある寒さのことではないというのが少し問題かなと思いました。
他の方のコメントも拝見させていただきましたが、あらちゃんさんの「物忘れあの世この世の寒さ哉」という提案句が好きです。

またよろしくお願いします。

点数: 1

「地球儀に怪しき影や猫の恋」の批評

添削した俳句: 地球儀に怪しき影や猫の恋

こま爺さんこんにちは。
囀りの句へのコメントありがとうございました。
また、取り合わせについて詳しく纏めていただき勉強になりました。

御句
普通に読めば、地球儀に何やら影が映っていて、それは恋猫の影だったという風に解釈できますね。
ですが、「怪しき影」という言葉と、それを「や」で強調しているところから、現在の世界情勢や環境問題といった、もっと深い意味が込められているようにも感じました。
そういう風に読むと、恋猫の醸し出す不穏な気配と合致しているような気がします。
考えすぎかもしれませんが、楽しく鑑賞させていただきました。

またよろしくお願いします。

点数: 1

「目で見るか音で感じる夜風かな」の批評

添削した俳句: 目で見るか音で感じる夜風かな

うううるさん初めまして。
つちや郷里と申します。
よろしくお願いします。

まず、「夜風」は季語なんですかね?私が調べた限りでは季語として出てきませんでした。「夏至夜風」という夏の季語はありましたが、「夜風」だけでは季語にならないと思います。
季語と詠んでいる季節は別にしても良いのかとのことですが、どの季節の季語を使って詠むかは個人の自由です。
しかし、基本的には今の季節の季語を使った俳句を詠むのが原則です。こういった、人に評価してもらう場では特に。
春前の夜風をテーマに詠んでいるとのことですが、「夜風」を夏の季語として詠んでいるみたいなので、矛盾が感じられます。
季語のことに関してここまで厳しく言うのは、俳句を詠むなら季語を一番に大切にしてもらいたいからです。

それと、読み手によって解釈がわかれる俳句もありますが、作者が伝えたいことと読み手の解釈が乖離してしまうのは避けた方がいいと思います(この句がそういう句だとは一概には言えませんが)。

長くなりましたが、御句について
俳句は遠回しに言うよりもストレートに。感覚ではなく、映像を読者に伝える方が大事です。
俳句は十七音しかありませんし、季語で五音分ほど使うので、自分の伝えたいことを表現するには実質的に十二音ほどしかありません。その中に「目で感じるか耳で感じるか」という二つの要素を入れることは難しいです。
添削するにあたって、私は「夜風」を季語だと認識できなかったので、新たに季語を付け加えさせていただきます。春前とのことなので「春隣」という季語を使ってみます。

・『木々揺るる音や春隣の夜風』
これは「句またがり」という技法で、五・七・五というリズムで区切らずに、「木々揺るる音や」という風に上五から中七の途中まで句をまたがって、一旦区切った後さらに「春隣の夜風」と中七の途中から下五までまたがるという技です。
中級者クラスの技ですが、覚えると便利ですよ。

これからもよろしくお願いします。
俳句作り頑張ってください。

点数: 3

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