「初の日に親戚集い世を語る」の批評
添削した俳句: 初の日に親戚集い世を語る
まささん、こんにちは。
御句拝読しました。美味しいお酒で、楽しい会合だったようですねー。
それはいいのですが、俳句としては二点、気になりました。
一点目、季語は「初の日」、ですか?これはどういう意味でしょう?一年で初めての日、ということですか?それであれば「元日」ですね。
初日ですと、「はつひ」と読んで、元日のお日様のことです。季語です。
「しょにち」と読めば、物事の一日目のことですが、季語にはなりません。
御句はどちらでもないようで、素直に「元日に」となさってはと思いました。
そうしたとしても、「元日に親戚が集まって世の中を語った」と日記や活動報告のようになってしまいます。そしてこれは、おそらく、日本中でかなりの家庭でそのようなことが行われていたと思います(我が家でもそうでした)。何か特色を出さないと、日本中から出てきそうな句です。
例えば、コメントにいいヒントがありますよね。
・元日や島根の酒に集ふ友
・隠岐の酒酌み一族の新年会
・世を憂ふ親戚と酌む年の酒
よろしくお願いします。
点数: 1