俳句添削道場(投句と批評)
イサクさんのランク: 師匠2584段 合計点: 7,869

イサクさんの俳句添削依頼

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夏休み本気を出さぬまま了る

回答数 : 16

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西瓜食ふ若者五人無人駅

回答数 : 15

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吾の俳句見たくもなくてところてん

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雨雲も日も風も友俳句の日

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白日傘閉づや世界を染めながら

回答数 : 18

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イサクさんの添削

「垂直に仰ぐ一点ゴム風船」の批評

添削した俳句: 垂直に仰ぐ一点ゴム風船

こんにちは。

まず、俳句には「一物」と「二物」という分類はありますが、句の解釈の際の後付けみたいなもので、一物に近い二物、取り合わせに近い一物、みたいな句もあります。という点を大前提に

◆この句は人間(作者?)が風船を仰いでいますよね?風船が空を仰いでいるわけではないですよね?
 ならば、「吾」等の文字が省略されているだけで「仰ぐ」と人間が描写されていますので、【一物】とは言い難いです。
 (どなたかが「掲句は一物である」と断定するなら、ケンカしてまでそれを否定するつもりはないです)

◆で、作者が目指す最終形によりますが、
 ①一物にこだわらず「仰いでいるなあ」という感慨が詠みたければ「仰ぐ」感慨として作句
 ②風船の一物であることが絶対条件なら、他のモノの描写を入れないようにする
 ③どちらもこだわらないなら、どうとでも推敲可能

・風船の点となりけり仰ぎけり
 (仰いでいる人物(作者?)が登場しますので一物とは言えない)

・風船の飛んで行きけり消えにけり
 (風船以外何も登場しない「一物」句)

・垂直な空に風船ありにけり
 (「空」を風景とした一物寄りですが、「空」との二物という解釈も可能)

◆「句の感慨(感動ポイント)」を考えたとき、「季語以外の要素」はやはり重要ですし、「作者が狙っていないのに入り込んでいる要素」はノイズになりがちです。これは一物二物関係なく同様だと思います。
 掲句では動詞「仰ぐ」による「人間の存在」がノイズの可能性があります。作者のこだわりは「垂直に仰ぐ」にありそうなので、そもそも一物として作るのは難しい句材かもしれませんね。

最初に書いた通り、一物と二物に境界にはあいまいなところがあります。
ただ、句を見た際に「一物で解釈する」か「二物のとりあわせで解釈するか」というのは読み手にとって大切な点です。そこを作者側がきちんと読者に届けることができれば、句の解像度はより上がるかもしれませんね。

点数: 1

「釣り竿の弧を描きたる春日かな」の批評

添削した俳句: 釣り竿の弧を描きたる春日かな

こんばんは。

かたちはできていると思います。

◆「春日」はややおとなしめの取り合わせ。取り合わせなら、別の風景を出す手はありますね。
・釣り竿の弧を描きたる花菜かな
・釣り竿の弧を描きたる蝶の昼

◆「釣り竿が弧となる」という内容の句はかなり作られてまして、たとえばこの道場でも過去にあります。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/19654
 どこかで選に入るのを目的とした場合、難しい句材という気はします。

オリジナリティを出すにはどうしたらいいか?というところですね。

・釣り竿の弧となり棒となり春日

点数: 1

「遅き日や鳴子こけしの軋む音」の批評

添削した俳句: 遅き日や鳴子こけしの軋む音

こんばんは。

読者を信頼するなら、「軋む」「音」両方は言わなくてもいいですね。

・遅き日や鳴子こけしの首の音
・遅き日や鳴子こけしを鳴らしつつ

点数: 0

「春愁や指紋の渦の不均等」の批評

添削した俳句: 春愁や指紋の渦の不均等

こんにちは。
他の方のコメントをきちんと追えていないので、似たコメントがあったら失礼します。

慈雨様なのでくどくどと説明はせずいきます。

◆小さいところ、当たり前のところに着目するという俳人の目。見習いたいです。
季語「春愁」と「不均等」が近いように感じます。
◆世の中にはいろいろな渦がありますが、自然界で「均等な渦」を見た記憶がない。なので「渦の不均等」という着地には、若干の「だから何?」感はあります。
◆「指紋の不均等」では不足で、それ以上を求めた句なのは理解するところ。で、そこの足した「渦」が効果的だったかどうか。
◆(3番目と近いですが別のことを言っています)一本の指の指紋に「渦」はひとつ。「不均等」というからには、さて「指紋の渦の均等な状態」とはどういう状態と作者は言いたいのだろう?ここの答えが見えないです。

まだ推敲できそう、あるいはこの句材で遊べそうな句だと思いました。

・春愁や指紋はいつも不幸自慢
「春愁」と「不幸自慢」が近いですが、ここまでやれば季語を変えられます。

点数: 1

「春陰や送る眼の艶黒子」の批評

添削した俳句: 春陰や送る眼の艶黒子

こんにちは。

慈雨様がだいたいおっしゃってくれています。

特に「送る」。送迎・葬送・運送・放送・送信など色々な場面・様子で使われる動詞のため、風景が頭の中で確定しづらいです。こういう名詞・動詞は作者が思っているほど伝わらない、ということはよくあります。

まあ、後で「眼」が出るので「(誰かが誰かを)見送る」だろうなあ・・・という推測はできるのですが、「見送っている」のは「作者」なのか「作者以外の誰か」なのかはっきりせず、風景の結びにくさになっているようです。

たとえば「泣きぼくろ」と言えば「眼・目」が省略可能で、「艶」と言わなくても性的魅力の象徴です。これを使って、残り七音で句の風景を補強する手がありますね。という提案句。

・春陰や行き合う人の泣きぼくろ

点数: 1

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