「息白し街灯に浮く停留所」の批評
添削した俳句: 息白し街灯に浮く停留所
おはようございます。
中七下五「街灯に浮く停留所」がかなり良いと思います。
「浮く」がよく効いてるように感じます。
上五の季語との相性(取り合わせ)、悪いわけではないですが、感覚的にベターではないように感じました。
理由を考えましたが
◆「息白し」は人事の季語で人物の映像を伴いますが、中七下五は人物の映像を補完しておらず、バス停に「どんな人」が「何人いるのか」、「息を吐くのが自分(作中主体)か他人か」すら受け手に委ねられて、広く受け止められすぎるから
言い方を変えれば
【季語と、季語以外の部分の共鳴が足りていない。もっとできそうな季語がありそう】
というところです。
この句の中七下五の映像の主役は「停留所」なので、変に「そこにいる人」をもうひとつの主役にしてぶつけるのは、視点がブレるのもありますし、避けた方がよいかもですね。
同じく冬の人間を表す季語「手袋」「マフラー」「コート」「風邪」「くしゃみ」なども試してみましたが、同じような感じです。ダメというわけではないですが。
・月氷る街灯に浮く停留所
・小雪ふる街灯に浮く停留所
点数: 1
