「退院の妻の迎へや冬うらら」の批評
添削した俳句: 退院の妻の迎へや冬うらら
こんにちは。
よかったですね。
まずは平穏な日常の取り戻すことを祈っております。
そして私個人としては、ご自身で推敲することでさらに気持ちの残る句を目指していただきたい気持ちがあります。なので、いつもどおりにコメントさせていただきます。
◆中七「妻の迎へ」の助詞「の」に、主格に見えてしまう誤読があるようです。
つまり「退院の(夫を)妻が迎へ」る、という誤読ですね。
両方の意味にとれてしまうのは、この句の場合損する形だと思います。
誤読を回避して、「作者が妻【を】迎える」という意味を確定させたいです。
助詞「を」を補うか、あるいは中七の助詞を省略することで「退院の妻」を強く出してみます。
・退院の妻を迎ふる冬うらら
・退院の妻迎へけり冬うらら
ひとまずここまで。さらにご本人で推敲していただければ。
点数: 2