突然天才令嬢に転生してしまったんですけどの批評
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突然天才令嬢に転生してしまったんですけど(元記事)
こんにちは。処女作で色々と感想を聞かせて欲しいです。
物語の展開、人物設定に力を入れております。
改善点等教えてください、お願いします。
突然天才令嬢に転生してしまったんですけどの批評
投稿者 大野知人 投稿日時: : 1
ええと、俺結構酷評になりやすいタチなので差っ引いて聞いてください。
11ページくらいまで読みました。
①視点変更がしばしばみられます。キャラごとでの視点変更自体は良いのですが、一人称視点で描かれている部分と三人称視点で描かれている部分が何の前触れもなく変わっていたり、書き様は一人称なのに地の文の主人公が己のことを名前で呼んでいるシーンがあって、やや読みにくい。冒頭など、いくらかの箇所で『フェーリが視点人物のはずなのにフェーリを客観描写している』などの現象が起こっています。
②主人公の『タレント』について。タイトルに『天才令嬢』とある割に、天才性がいまいちわかりにくい印象です。『タレント』についても、『麒麟児』的な表現なのか超常的な能力なのか分からず、主人公が『微妙』と表現する割に二ロ君登場まで比較対象が居ないのでわかり辛いです。
③やや、誤用が見られます。ヴァイオリンの演奏シーンにおいて『ハーモニー』という言葉が出てきますが、文脈的に考えるとやや誤用気味かなと言うところです。また、地の文における口語表現などで読みにくくなっている部分もチラホラ見えました。
ここから下、やや俺の好みが混ざる意見となります。客観的とは言い切れないので、無視してもらっても構いません。参考までに。
④主人公、チョロくない? と思う点がしばしば。男にはわからないことなのですが、『セルンってロリコンじゃないかしら?』と怪訝になる流れからのドキドキ来るシーンがやや唐突。俺だったら、『何この人、恐い』となる気もするんですが……。ロリコンじゃないかしら→ロリコンじゃないと確信する流れとかも、やや情緒不安定に見えます。他の男性陣についても、全体的にキュンキュン来すぎじゃないかなと思うところです。
⑤男性陣が好意向けるの早すぎない? と思うところがしばしば。④と似たようなことなんですけどね。なんの前触れもなく主人公に急接近する男性が多いし、『イタリア男はとりあえず女性にコナを掛ける』的なことかと思うほど、行動が早いなと感じます。もう少し距離を測りかねる感じのイベントが欲しい。
⑥以上を含めて、もう少し物語のスタート地点を調整した方がいいかもしれないと思う。『何人かイケメンが出てきて、主人公に急接近して、主人公がキュンキュンする』みたいなのを冒頭でたくさん見せられても、困惑する部分が多かったです。
以上が指摘点となります。
長所。良かった点
欠点の指摘が終わったので、今度は良いと思ったところを上げていきます。
①描写が丁寧。ただ設定や背景を描くというのではなく、どういった人物が何を見て地の文に反映されているのか、かなり分かりやすい描写だと思います。結構好ましい。
②心情描写がかなり分かりやすい。欠点の方で『主人公や男性陣が考えてることが理解できない』みたいに書きましたが、逆に言えば『順序だてた心理描写になっていて、内面がわかりやすい』文章だということです。とても強みになることだと思う。
③フィン。主人公と同い年、メイドさんの息子のフィン君は結構好みです。好みで良し悪しを語るのはあまりよくないのですが、長所②で上げたわかりやすい心理描写の最たるもので、他のキャラからフィンを見ている時に非常に分かりやすく、生き生きとしたキャラクターになっています。とても良い。
良かった要素
ストーリー
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