ノベル道場/小説の批評をし合おう!

篠宮ソラさんの返信一覧。最新の投稿順1ページ目

元記事:留学先は異世界学園〜チートでハーレムな学園生活〜の批評

御作の場合、評価とブクマのバランスに偏りがあるように感じました。

気に障ったら大変申し訳ないんですけど、ブクマ数が多い&完結状態の割に、評価が少ないと思いました。
あくまで私の個人的な読書経験の話で大変申し訳ないんですが、恐らくですが「読後感が悪かった」、もしくは「序盤の期待とは違った物語の展開になっていった」んじゃないのかな?って思いました。
なので、評価が伸びなかった原因は、構成かもって推測しました。

ついでにアクセス数を確認しました(https://kasasagi.hinaproject.com/access/chapter/ncode/n5788el/?date=2020-03-29)
完結後はなろうTOPに作品名が載るので、一番アクセスが多くなります。そのため、2020年03月29日を見ました。
「第1部分:124人」でしたが、徐々に減っていき、第一章の終わりでは「第17部分:30人」になっています。「第30部分:20人」になっていて、その第30部分以降から20人を切っています。
アクセスが減っていくのはよくあることですが、もっと沢山の人に読み進めてほしい、または評価の向上を考えられているなら、
ネットの人気作を参考にして、そこに至るまでの構成に対して、何かもう一工夫プラスされたほうが良いような気がしました。

まず、第一話だけ読ませていただいたところ、
文章はネット小説に適していてサクサクとテンポよかったですし、
母を亡くして高校中退した不遇な主人公が、突然現れた父親のおかげで異世界で高校入学するみたいなので、それまでの不遇を吹き飛ばすような活躍を期待できるワクワクな冒頭でした。
良い冒頭だと思いました。

次に第二話を読んでみましたが、あまり主人公が魅力的に描かれていないように感じました。
主人公が隠し子として父から皆に紹介されていないところ(主人公下げの演出?)、父親を足蹴りにしているところ(一話で父の話に納得して和解したはずなのに、いつまでも父を乱暴に扱うのは感じが悪い印象でした)、肩がぶつかっていちゃもんをつけられたところ(主人公下げ演出?)が個人的に気になりました。

第一話でしっかりと主人公不遇の演出があったので、その後は主人公上げの演出が続いたほうがよかった気がしました。
校長の息子だって!って、ちやほやされる演出で良かったと思いますし、
和解した父と交流して、主人公が大事にされている演出で良かったと思いますし、
困っているところを助けられるよりは、困っている人を助けたほうが魅力的に映る気がしました。

あと、ハーレムものなら、一人ずつ攻略していくほうが、個人的に分かりやすくて好みでした(いっぺんにキャラが登場すると途端に頭に入らなくなるタイプで、申し訳ないです)。

以上、自分のことを棚上げして個人的に気になった点を書きましたが、あくまで個人の意見なので、合わなければ流してくださいね。
一話目の主人公の不遇の演出と、テンポの良い書き方はとても良かったと思いました。
主人公の父親へのブチ切れ方も共感できるしコミカルで良かったです。無事に和解できて良かったですね。
これからも頑張ってくださいね。
ではでは、失礼しました。

上記の回答(留学先は異世界学園〜チートでハーレムな学園生活〜の批評の返信)

スレ主 篠宮ソラ : 0 投稿日時:

なるほど………確かに、主人公下げをしすぎたかもしれません。学園に入ってから、身分関係なく実力を挙げてから、彼は英雄の子だったって展開をやろうとしたのですがそれが裏目に出たみたいですね。

新作では1話から、主人公下げから特別な存在だと表すようにしたいと思います。

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元記事:留学先は異世界学園〜チートでハーレムな学園生活〜の批評

篠宮ソラさんの小説を2話まで読ませていただきました。
おもしろかったです。留学先が異世界というのが、他の作品にはない大きな魅力だと個人的には感じました。10代の方が読んだらすごくワクワクするんじゃないかなと思いますね。

特に設定が良くて、ワクワクしました。

欠点を申し上げれば、主人公のキャラがよくわからないので、
ここは改善された方が良いかと思います。
後は一話ごとの文字数が多いかなと思いました。
スクロールする回数が多いとだんだん読むのがだるくなってしまうので……。

文章はテンポがわかりやすいです。
地の文が主人公の視点なので、マンガの様に読みやすく情景も想像しやすいです。

後は他の批評を書かれた方と同意見なのですが
話数とブクマ数に比べて、感想が少ないですね。
アクセス数などを見て、どこで読者が去ってしまったのか
どこでつまづいたのかを分析されると良いと思います。

上記の回答(留学先は異世界学園〜チートでハーレムな学園生活〜の批評の返信)

スレ主 篠宮ソラ : 0 投稿日時:

感想ありがとうございます!
欠点がその通りとしか言いようがなくて、すみません………何せ、見切り発車で始まったものでして。
最終的には『命をかけて誰かを守護する事で自らの命に価値を見出す』って言う主人公になるんですが、序盤では全く考えていませんでした。

1話のストーリーが多いのやはり駄目ですか………筆がのるとついつい1万を超えてしまって。いつもは5000から6000で考えてるんですが。

ご指摘ありがとうございます。次から気をつけようと思います

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元記事:ウルスラグナ〜みんなの英雄〜

一つ前にノベル道場にアップした作品のスピンオフ的な作品ですが、こちら単体でも楽しめます。

日本に馴染みの無いゾロアスター教とファンタジーにからめて書いてみました。
趣味で書いているので、読みやすかった点や良かったシーンなど教えていただけると嬉しいです。

よろしくお願い申し上げます。

上記の回答(ウルスラグナ〜みんなの英雄〜の批評)

投稿者 篠宮ソラ : 0 投稿日時:

ゾロアスター教にあまり詳しくはありませんが、善と悪という普遍的な内容に切り込んだ主人公の少女の内面がよく出ていると思います。

自分は異端かもしれない、だけどそれを言ってしまえばどうなるかわからない。だけどここは居心地が悪い。現代社会でも声を上げられず、長いものに巻かれていく生活にも重ねられると思います。

この先も主人公には大いに悩んで自分に後悔のない選択肢を歩んで欲しいですね。

良かった要素

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元記事:ウルスラグナ〜みんなの英雄〜

一つ前にノベル道場にアップした作品のスピンオフ的な作品ですが、こちら単体でも楽しめます。

日本に馴染みの無いゾロアスター教とファンタジーにからめて書いてみました。
趣味で書いているので、読みやすかった点や良かったシーンなど教えていただけると嬉しいです。

よろしくお願い申し上げます。

上記の回答(ウルスラグナ〜みんなの英雄〜の批評)

投稿者 篠宮ソラ : 0 投稿日時:

ゾロアスター教にあまり詳しくはないですが、善と悪という普遍的な内容に切り込んだ主人公の少女の内面に共感できます。

現代社会でも良い事や悪い事を大きな声で言えない世界に少女の葛藤が重ねられ、彼女なりの選択を見てみたいと思いました。

これからも頑張ってください

良かった要素

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元記事:留学先は異世界学園〜チートでハーレムな学園生活〜の批評

二話まで読みました。
個人的にあまり読む手が進みませんでした。いや、面白くないわけではないんですよ、文章も丁寧ですし、ギャグもコミカルで面白い、設定も異世界に留学なんてのは良いと思います。
ただ、読むのが進まず、二話まで読むのに三日もかかりました、これは私の問題が大きいのですが、この作品にもそうなってしまう要因があるので記していこうと思います。
読む手が進まない一番の原因は展開の遅さにあると思います。
文章自体のテンポは他の方も言ってた通りサクサクで読みやすいのですが、いかんせん展開が遅く冗長に感じてしまいます。
一話の内容をまとめると、主人公は先輩に自分の状況を説明、そこに主人公の父親と名乗る男が現れる、父親は主人公を異世界の学校に来るよう言う、父親はその学校について説明、パートナーについての説明、主人公は異世界に行くことを決める、異世界に行く準備、父親との一悶着があり、やっと出発。
これでは私のように短気な読者は中盤で読むのをやめてしまいます。掴みは良いので、主人公には早々に異世界に旅立ってもらった方がいいと思います。読者が読みたいのは父親への仕返しでも、ギャグでも、説明でもなく、異世界での胸躍る学園生活なのです。
プロローグ中盤以降の話は異世界に行ってからでもできるので、異世界に行くのをお預けしないで、早めに行かせるべきだと思います。
それで、戦闘描写に力を入れてるということなので、戦闘シーンの話を探して読みました。読んだ話は「始まりは決闘から」です。
相変わらず文章は読みやすく、良かったです。ただ、この話だけなのか、主人公は引き金を二回引いただけで怪鳥を倒したので、なんというか呆気なさを感じました。
お見受けする限り、なろう系なのでここに関しては受け手の問題ですが、私は微妙に感じました。
総評は、この作品は設定も文章もキャラクターもかなり魅力的です。ただ、一話が長く、読者のことを考えてない構成が序盤にあったので、そこで冗長と感じてしまいました。
構成を変えるだけでも、劇的に面白くなると思います。

上記の回答(留学先は異世界学園〜チートでハーレムな学園生活〜の批評の返信)

スレ主 篠宮ソラ : 0 投稿日時:

なるほどご意見ありがとうございます。確かに情報を最初で説明しすぎたかもしれませんね。特にパートナーとかは中盤でも説明できたかもしれません。

後、戦闘描写に関してはなんですが………その、言い訳になるかもしれませんが、魔物討伐よりかは対人戦に力を注いでいたので出来たら一章の最後などを読んで頂ければ幸いです。

貴重なご意見ありがとうございました。

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ラジオ(改訂)

投稿者 蛇鷲 返信数 : 2

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皆様からのコメントを受けて改造しました。 良くなっていればよいのですが。 続きを読む >>

たのもー!(ボコボコにしてください)

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神々との契約と運命の歯車!!〜狂っていた運命が今動き出す…〜

投稿者 三毛猫ミィーミ♪ 返信数 : 1

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私は皆んなが面白かったと言ってもらえるような小説が書きたいと思っていますが…この作品が皆んなにどのように思われているかと…何処か直し... 続きを読む >>

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魔弾使いのTS少女

投稿者 黄金 返信数 : 2

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結構黒い話が書きたかったのでグロ描写とか主人公が苦悩する描写、心が折れかける描写などが沢山あります。それと、主人公の強さがそこそこ程... 続きを読む >>

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

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元記事:僕がどんどん増えていく(第2稿、R-15)

別サイトの批評で、ご都合主義な部分があるという指摘を受けたので、改稿版を出します。
前作との違い
・小柳の細胞を使って死者が生き返る話から小柳の分身が警察に向かう途中、ヤクザに襲われて生き埋めにされる話に変更。
・警察の設定でミスがあったので、役職を変更。

初稿と比べて、どちらが良かったかコメントしてください。

初稿はコチラ。
https://slib.net/94849

上記の回答(僕がどんどん増えていく(第2稿、R-15)の批評)

投稿者 t : 0 投稿日時:

第2稿の吉澤さんと話しをしてから語り部が小柳和仁1変わったあたりと、第1稿は三鷹がでてきたあたりまでですが読みました。
長所としては文章が読みやすかったです。読んでいて引っ掛かるようなご都合主義はヤ〇ザ以外にもたくさんありました……。

冒頭で海を泳ぎきる。現代人の半分以上は途中で力尽きたりパニックを起こしたりで死んでそうですが……。

お巡りさんは続けて言った。「恐らくですけど、署はあなたが事件の――」
このおまわりさんはちょっと……こいつ犯人で何かしらの嘘をついてると疑う台詞を言うのが警察の仕事のような。

佐渡真理が「実は昨晩起きたバラバラ殺人事件の件――」とすぐにばらしてしまう刑事……。「不躾なことで申し訳ありませんが、昨晩はどこで何を?」と、刑事は自分から情報を話すのではなく根掘り葉掘り聞きながらカマをかけてくるものです。

三鷹に「被害者の話によりますと――警察では、強盗及び殺人未遂の疑いで捜査しています」部外者にそこまで言って大丈夫か、佐渡真理しっかりして!

城崎勤、今まで営業成績トップを誇っていた。――焦るあまり次第に営業成績は下がり、ノルマを達成出来なくなる月も増えていき、二ケ月前に会社を去って行った。
今の時代の営業は大変。この程度のことで城崎勤みたいな豆腐メンタルで営業トップになれるわけが……説得力がちょっと。

ヤ〇ザのくだりは発砲までしているのでこれはさすがに……。

と、気になったところを書きましたが。体が再生していくところはとても面白かったです。すこしだけ寄生獣かと冷静になってしまいましたが。
冒頭で海を泳ぎきっておまわりさんに会うのも引き込まれましたし。冒頭が海から始まるのも面白かったです。悪く書きましたが、佐渡真理のグイグイ踏み込んでくる感じも心地良いです。三鷹も峰倉一幸もそれっぽく書けていて違和感がありませんでした。

以前の作品でも少し書いたような記憶があるのですが、事件が簡単に進みすぎていて、今回なら小柳1・2と佐渡真理の3人いれば問題が解決してしまう印象を受けました。

例えば、
「その大腿部が再生したのです」
「再生?!」
このあたりまでは読んでいて意外な展開と驚きで面白かったです。
しかし、
「それじゃあ、次は互いに質問をしましょう。まずは、自分のプロフィールについて尋ね、――あなたの誕生日は?」
までいくとさすがにやりすぎで、むかし抗日ドラマで日本兵をチョップで殺〇のが問題になって、さすがにこれはやりすぎと苦情があったのを思い出してしまいました。

「再生?!」
で、読者としてはいやいや冗談だろ再生するわけない、フィクションでもこれはさすがに馬鹿なとなるので。ここは時間を取って、再生があるかもしれないと思わせないといけないところで、すぐ別の小柳がでてくるのが釣り針がみえみえといいますか。無理矢理食べさせられてる感があるといいますか。

だから例えばですが、小柳2をあえて読者心理によせて再生なんてあるわけないとか怒ったことにして、ここは一度警察署から逃げ出す。
それも小柳1の彼女かなんかが署内にいたことにでもして、その彼女が小柳1と勝手に間違えたのを利用し上手く署内から逃げ出す。そしてそこらへんのラーメン屋でご飯を食べて会計を済ませて外にでる直前で、テレビのニュースで殺人事件が流れる。
右下にあった被害者の顔は小柳ではなく、隣にいる小柳1の彼女だった。とでもすれば、再生はあるかもしれないと読者に思わせることができるかもしれません。
その後でなら別の小柳がでてきてもこれは読もうと思えます。

ざっくり書くとですが、
「あなたの誕生日は?」
「九月十三日です。血液型は?」
ここまでくる前に1回起承転結で話を回さないといけないところで、起承で止まったまま別の小柳がでてくるので、事件が簡単に進みすぎているようにみえる構成の問題がでてしまっています。
色々書きましたが、あわないと思ったら遠慮なくゴミ箱に捨てて忘れてください。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://slib.net/95720

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 僕がどんどん増えていく(第2稿、R-15)

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元記事:帝国の守護者〜禁忌の子供と業火の宿命

力を入れた部分:テーマ設定
超能力ものですが、あえてSFにしています。理由はテーマがあったからです。
『生命倫理』という大きな枠の中で、人間として生きていくのか、兵器として生きていくのか。
人間と兵器の違いとは。
立場が違う二人の生死観を表すのに力を入れました。

強みは、じっくりと進む序盤。そして、主人公の出自が明らかになってからの展開の動きが動き、クライマックスはスピード感を出すようにしました。

そして、キャラクターの個性についても、言葉遣いなどで書き分けできるようにしています。

上記の回答(帝国の守護者〜禁忌の子供と業火の宿命の批評)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 2 投稿日時:

 最初から数章読んで「ツカミはあるけど」と思い、実質的なラスト数章を読んでみました。他の方の感想にもありますが、クライマックスを冒頭に持ってきたわけですね。

 ツカミとなる「とある日帝都が迎えた朝(プロローグ)」についてのみ申し上げてみようと思います。クライマックスとなるバトルを出だしに持ってきたのは正解(の一つ)なのに、冒頭にクライマックスを持ってきたからこその失敗も見られます。

 クライマックスは普通はさまざまな準備をして、山場の落差を出すためにあえて盛り下げておいてから一気に盛り上げるわけですね。

 そういう段取りなしに冒頭でクライマックスの見映えと緊張感を利用しようとしたわけです。当然、無理が出ます。しかも、作者さんとしてはその山場バトルがどういう状況か分かっている。だけど読者は全く知らない。

 出だしから少し引用して、具体的に見てみます(空行は削除しています)。

01> 「――これでぇぇ、終わりだァァァァァ!」
→インパクトある台詞で始めるのはいい感じ。状況不明でも、どうなっているか興味が湧く。

02>  男の絶叫が周囲に轟く。彼は、空高くから落下しながら、標的を見据えていた。
→01からすると、落ちつつ眼下の敵を攻撃するらしいと分かる。
→この時点では生身で落ちているような印象。

03>  周辺には、崩壊したビルやマンション、所々に焼けた道路。そして、薄っすらと赤みがかった明け方の空が広がっている。
→周囲の状況に読者の目を逸らせてしまい、01~02で集中していく感じを妨げている。
→この周囲の状況は戦闘の背景もイメージさせて迫真性を出す狙いと思われるが、省くか、攻撃動作などに混ぜるか、この後にしたほうがよい。

04>  ボロボロの白衣に、泥だらけのジーンズ。額や頬にある多数の擦り傷が、男のここに至るまでの戦いの激しさを物語っていた。
→白衣という言葉の印象は強い。ジーンズはいた医師が落ちて行くイメージになってしまう。

05>  男は、蒼炎をまとう右腕を高く振り上げる。
→次の06まで読んでから攻撃動作と分かるが、「蒼炎」がどの程度のサイズなのか不明、温度も不明であるため、迫力が出ない。

06>  そして、眼下に迫る巨大な戦闘ロボットの動力部に、その拳を叩きつけた。
→ここでイメージがぶれる(おそらく、出だしの描写での最大の問題点)。
→「眼下に迫る」からは距離を感じる。人の腕が届く感じがしない。
→しかし拳を叩きつけている。「届かないはず、もしかして男はロボットのパイロット?」などと惑う。
→しかも、05の「蒼炎」が使われておらず、描写の効果を下げてしまっている(蒼炎がお飾り、みたいな感じ)。

07>  そこには、装甲が剥がれ落ち、剥き出しになっているロボットの動力コアがあった。
→作者さんには「装甲」も「動力コア」も見えているけど、類推などの手がかりがない読者はイメージできない。
→読者としては、この07を記号的に受け取らざるを得ず、作者さんの期待する迫力等は出ない。

08> 「いっけぇぇぇぇ!!」
→ようやく主人公にフォーカスが戻って来た。
→後述しますが、文章ではこういう、気持ちを含む描写が効果を上げやすいです。

09>  男の叫びと呼応するように、彼の腕から爆炎が解き放たれた。投射された焔が、すでに大破に近い状態の機体を穿つ。
→読者は07を記号的に受け取るため、ここも記号的になる。絵的なイメージは具体化されず、迫力を出し損ねている。
→05の蒼炎がこの09で爆炎となっているわけだが、06~07で蒼炎の描写を維持できていないため、爆炎がこの09単発の印象も生じかねない。

10>  刹那の沈黙に遅れを取って、コアを撃ち抜かれた機体は、眩い閃光を伴って大爆発を起こす。
→ここも、記号的に受け取るか、あいまいな映像イメージを思い浮かべるしかない。
→06で生じた二択(男は生身かロボット搭乗のパイロットか?)はここまで続く。

11> 「――ッ!?」
→主人公の驚き。これはしっかり実感できて、いい感じ。

12>  爆風に呑まれた男が、空高く放り投げられる。視界が空転し、天と地が入れ替わった。
→ここでようやく、「男はパイロットではなく生身」と確定する。つまり、11まで男のイメージはブレたまま。
→前段では男を見る視点、後段では男が見ている視点のようだが、読者としてはすっと視点が切り替えらるわけではない。
→どこからどう見ているかを明示するか、視点を切り替えない工夫が必要。
→最短の書き換えを考えると、後段を「男の視界が空転し」としてもいいかもしれない。

>  地平線の彼方まで広がる空は美しい。反対に地上は焼け野原と化している。
→ここから急に、戦闘に至るまでの歴史も述べてしまっている。
→その後、戦闘シーンに戻る。緊張感が途切れるリスクが高い。
→アニメ等でよくある「爆風で吹き飛ばされる→無音で情景を映す」の狙いかもしれないが、文章では伝わらない。
→要は、動きの激しいシーンに挟んだため逆効果の恐れがある。

 いとなしサテラさんのご感想と同じことを感じました。文章に不向きな絵を頑張り過ぎているのです。読者は状況が異常なだけに類推で絵を思い浮かべることができず、どういう絵面なのか戸惑います。

 見たこともない絵を文章で説明しても伝わりません。言葉で絵を思い浮かばせるのなら、類推が容易なものを使う必要があります。そうしてもなお、絵で表現されたものになかなか追いつかないのが実情だろうと思います。

 逆に、主人公の気持ちを有効に活かせていません。文章が絵に勝るのは気持ちや思考、感覚をダイレクトに描ける点にあります。冒頭のバトルですと、恐怖、闘志、絶望、勇気、希望、安心等ですね。気持ちは類推を使う必要がありません。ダイレクトに読者に響きます。

 冒頭の感想を物凄く大雑把、簡潔に申し上げるなら、長所は絵的なイメージを頑張っているところですが、それが短所にもなっている、というものになります。絵面はそのままに、絵面から主人公が感じるものをもっと描いてはどうかと思います。

【ご参考】
 10階程度(40m前後)からの落下だと、地面までの時間は3秒弱、速度は地面直前で時速100km(秒速28m)ほどになります。
 お考えのバトル(落下時間10秒)にするには、高さ500mから落下することが必要です。

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要望 : 長所を教えてください! スレッド: 帝国の守護者〜禁忌の子供と業火の宿命

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元記事:Open the Door.

ふと思い浮かんで殴り書きました。
率直な意見を求めてます。

上記の回答(Open the Door.の批評)

投稿者 いーぴん : 1 投稿日時:

全部読みました!
楽しく読めたのですが、個人的に少しだけ気になった点があったので挙げてみます。

1.序盤がスローテンポ
"玄関を開けるとトイレだった"という序盤で一番盛り上がる展開までが長く感じました。ここを冒頭にしても良いのではと思います。"どうしてこうなったのだろう。僕にはさっぱりわからない"→読者にもどんな物語が展開するのかさっぱり分からないため、実質なんの情報も得られない文章です。引き込まれる冒頭というよりは、この箇所含め何が起こってるか分かるまで流し読みされる危険性があると感じました。

2.冗長な文
これは本当に自分の好みなのですが、無い方がいいかなと思える文が散見されました。主人公が読者に語りかけているような文が好きな方はあまり気にならない(寧ろ美点と捉えられるかもしれない)のですが、例えば本文中の"訳がわからないだろうが、理解してほしい"等は率直に言って「主人公は一人なのに誰に理解を求めているんだろう?」と感じました。

3.結局外に出られない
"携帯を開けると玄関だった"ここは面白くていいなと思ったのですが、ここで終わってしまうのは勿体無いと感じました。読み手としては、中盤「どこが出口なんだろう?パソコンのウィンドウ(窓)とか?主人公の口の中とかかも!」とワクワクして読んでいたのに、最後「ああ!携帯か!これどうやって外に出るんだろう?」と次のワクワクに繋がった段階で唐突に打ち切られた感じがしました。ここは主人公が機転を効かせて外へ出るまで、ついでに言えば約束の時間に間に合ったのに、結局彼女さんの機嫌を損ねて殴られるまで(笑)を描ききって欲しかったなぁと思いました。

4.家の全体像が分からない
これは小説だから仕方ない部分もあるかもしれませんが、主人公がどんな部屋に住んでいるのか分からないので、出口は何処なのかと読者が推理しづらいです。

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https://kakuyomu.jp/works/1177354054894358921

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: Open the Door.

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