ページを開いて頂き有難うございます。新人賞に応募しようと自分にとって三作目となる今作を書いている途中なのですが、一章を書き終えた所で自分なりに思う所がいくつかあるのでこの度批評依頼を出させて頂きました。
早速ですが、ここから本編について触れさせていただきますので本編を見てから読んで頂けると幸いです。(新人賞に向けて書いているので、各区切りの長さにばらつきがあります。wordページ数換算で30ページほどです)
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私はこの物語の一章を『最高の青春を送りたい大輔が、半強制的に入れられてしまった宝探し部から抜け出して青春部の再建を目指す物語』と意識して書きました。
ここから物語全体の構成としては、
【二章】:大輔と誠二は宝探し部を抜けるため『宝探し部が探している伝説の宝を自分達で見つけ出し、部を強制的に解散させる』という作戦を考案する。そして宝探し部の部員に気づかれないよう注意をしながら、誠二がどこからか持ってきた伝説の宝の事が書かれた宝の地図を頼りに、つかさ協力のもと伝説の宝探しに挑む。しかし伝説の宝を探している事が唯にバレてしまい、他言しない事を条件に唯も仲間に加えて宝探しを再開する。
しかし宝探しを始めて二日目、大輔は自分の部屋に遊びに来てそのまま眠りについた唯ちゃんが、自分の父と母の事を呟きながら涙を流す光景を目撃する。
そこで大輔は未だに唯の母、父である学園長とは会っていないことを思い出し、子供である唯が涙を流すほど寂しがっている事を知った大輔は明日健兄の元へ行き、学園長に唯と会うため高校に帰ってきてもらうよう頼むことを決める。
【三章】:翌日の昼休み。大輔は健兄を宝探し部の部室に呼び出し、唯が学園長に会いたがっているため一度学校へと帰ってきてもらうよう伝えてくれと頼み込むが、健兄は何故かパッとした反応をせず、「学園長は忙しいから理由がないと学校に来れない」など表面を取り繕う言い訳を漏らす。しかし大輔が強く言い放った「家族が会うのに理由なんか必要ない!」という言葉に、健吾は学園長へと電話を掛け、午後の空いた時間に帰ってきてもらうよう頼み込む。
放課後、大輔は健兄から学園長が帰還した事を告げられる。これで唯ちゃんが寂しい思いをしないで済むと安堵する大輔だが、なぜか学園長は大輔と会いたがっている事を伝えられる。
理由もわからず学園長室へと向かう大輔、そしてそこで大輔は、学園長から想像もしていなかった話をされる。
・学園長は唯の実の父親ではないこと。
・唯の本当の父は学園長の兄であり、その兄は三年前の飛行機事故で初代理事長の宝ヶ崎巌と共に死亡し、唯の母も同年持病が悪化し死亡したこと。
・宝探し部が作られた本当の理由が、幼くして両親を失った唯が「人の温もりを感じる事ができる場所を作るためであること。
・健兄が大輔を必死で宝探し部に入れようとしたのは、大輔なら唯に温もりを与えてくれると思ったからということ。
・宝探し部が探している伝説の宝物の正体は、唯の実の父が生前飛行機に乗って旅立つ前、唯の為に残した贈り物であること。
その夜、学園長の話を思い返した大輔は自室で葛藤する。唯は今伝説の宝探しに夢中になっているが、この伝説の宝を見つける事。それはつまり両親を失った唯にようやくできた居場所を奪ってしまう事だからである。(この時大輔はすでに自分が最高の青春を送る事は考えておらず、ひたすらに何が唯の幸せかを考えている)
【四章】
宝探し部が存在し続ける事こそ唯の幸せだと考えた大輔は、翌日から誠二、つかさ、唯と宝探しをする最中、本人達に気づかれないよう妨害を始める。しかし誠二の機転によりついに伝説の宝が隠された場所を突き止める。
宝を見つけるんだと意気込んで洞窟を進む唯。そんな唯から笑顔を奪いたくないと感じた大輔は伝説の宝を見つける前、伝説の宝を見つけるという事は宝探し部が、唯の居場所がなくなってしまう事なのだと伝える。
しかし唯はそれでも足を止める事なく、どんな結末になろうと父の遺してくれたものが何かを知りたいと呟く。そこで大輔は初めて、何も考えていないと思っていた唯がたくさんの覚悟を決めてここに来ているのだと知る。
そして遂に洞窟の最深部。最後のトラップを大輔の機転で突破し宝箱を手にした四人は洞窟の外……新歓でバーベキューをした川へと出てくる。
しかしようやく見つけた宝箱の中には何も入っておらず、そこには健兄達宝探し部の面々が待ち構えていた。。理由を尋ねると、誠二が見つけてきた伝説の宝の地図とは健兄が用意した物で、今日まで一連の宝探しこそが大輔達の能力を図る入部テストであったことを告げられる。
その後誠二は今日までの宝探しを楽しんでいた自分がいると語り、この部なら俺の求める青春が見つかるかもしれないと入部を決意。大輔も先ほど聞いた唯の決意を思い出し、唯のために自分も唯の父が残した宝を見つけ出すと入部を決意する。
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中々の長文になってしまいました、申し訳ありません。上記がこの作品のプロットなのですが、これを踏まえた上で一章についていくつか質問させてください。
一つ目はプロローグです。これは冒頭から大輔とつかさの入学式シーンから入ってしまうと引き込みが弱いと思い後付けしたものなのですが、冒頭の引き込みとして機能しているか、いきなり時間軸が変わっているせいで混乱しなかったをお聞きしたいです。
二つ目は大輔が青春部の廃部を知った後、唯と出会う場面についてです。。この物語は序盤では大輔と誠二が宝探し部を抜けるために奮闘する話ですが、最終的には両親を失った唯のために大輔が葛藤する物語へと変わっていきます。そこで主要人物である唯はなるべく早く登場、そして大輔に対しては好意を持ってもらいたいと思いこのような展開にしてみました。
しかしこの時点での話はあくまで青春部の廃部を知った大輔がどうするべきか悩むシーンです。ここで唯を登場た事で本編進行の妨げになり読み進める気持ちを低下させていないかをお聞きしたいです。
三つ目は茜に茶道部と騙されて入部させられ、逃げる大輔を捕まえにきた裕太と銀次の二人についてです。
この二人は宝探し部の異常性を伝えたい、それと物語の進行上という理由で無理やりに登場させたのですが、これ以降の登場は物語の終盤にちょろっととしてか現状では考えてありません。(この後の新歓バーベキューの時にもこの二人を扱いきれていないと感じています)
この二人に関して感じた事もお聞きしたいです。
この他にも宝探し部の設定。終盤健吾の背中から飛び出した唯の紹介の仕方が強引すぎないか。大輔と誠二の新歓を抜けようとして結局満喫してしまったというギャグの一連の流れとテンポは大丈夫かと沢山あるのですが、それらを書き出すとキリがないので一先ずここで締めさせていただきます。
文章力の無さから長文になってしまい申し訳ありません。上記以外の事でも感じたことがありましたら何でもお聞かせ頂きたいです。メンタルの崩壊は避けられませんが、つまらないという率直な意見でもなんでもお願いします。
よろしくお願いします。
まず一番気になった部分ですが
>唯のために自分も唯の父が残した宝を見つけ出すと入部を決意する。
これで最後なのが疑問です。私は当然最後は宝が見つかって終わり、今後の部活動に関してはそれぞれ思うことを決意すればよろしいと思っていたのですが、これは「未完」と同等の扱いになりませんか……? ネットでの未完作品可の公募でない限り、明らかに大きくマイナスになります。
>一つ目はプロローグです。これは冒頭から大輔とつかさの入学式シーンから入ってしまうと引き込みが弱いと思い後付けしたものなのですが、冒頭の引き込みとして機能しているか、いきなり時間軸が変わっているせいで混乱しなかったをお聞きしたいです。
最後のニュースに一瞬??となりましたが、その後すぐに事故の被害者が学園の関係者とわかったので問題ないと思いました。よい感じに読者の興味を引けているのではないかと思います。
>二つ目は大輔が青春部の廃部を知った後、唯と出会う場面についてです。。この物語は序盤では大輔と誠二が宝探し部を抜けるために奮闘する話ですが、最終的には両親を失った唯のために大輔が葛藤する物語へと変わっていきます。そこで主要人物である唯はなるべく早く登場、そして大輔に対しては好意を持ってもらいたいと思いこのような展開にしてみました。
しかしこの時点での話はあくまで青春部の廃部を知った大輔がどうするべきか悩むシーンです。ここで唯を登場た事で本編進行の妨げになり読み進める気持ちを低下させていないかをお聞きしたいです。
本文より抜粋、「偶然訪れた天真爛漫な少女との出会いに感謝をしつつ」ここを「廃部に落ち込み荒みかけた心を少しばかり癒してくれた、天真爛漫な少女に感謝しつつ」とすると、主人公がいっときの安らぎを得られたことがもう少しわかりやすくなり、決して不要ではないシーンだと印象づけることができるのではないか、と思えますが、どうでしょうか。
>三つ目は茜に茶道部と騙されて入部させられ、逃げる大輔を捕まえにきた裕太と銀次の二人についてです。
この二人は宝探し部の異常性を伝えたい、それと物語の進行上という理由で無理やりに登場させたのですが、これ以降の登場は物語の終盤にちょろっととしてか現状では考えてありません。(この後の新歓バーベキューの時にもこの二人を扱いきれていないと感じています)
この二人に関して感じた事もお聞きしたいです。
ですねー……役割・性格がほぼ変わらないのならいっそのこと一人だけにする、という選択もありなのではないでしょうか? 大輔を一人で取り押さえることができるやや体格のいい人、というくらいで(どこか読み落としで、そうすると修正しづらい矛盾が出ることになっていたら申し訳ないですが)。そのくらいしか案が浮かびませんし、正直、小説一巻分のメンバーとしては人数オーバー気味になっているような気もします。
最後は彼(ら)も結局「仕方ない、最後まで付き合うか」のような心境になりそうですし、時々地味に働いてくれてるとか、地の文でこっそり「裸芸人の先輩」呼ばわりすることで空気ながらも存在を主張できるかもしれません。体格のいい裸芸人ってそれだけで小ネタが湧くかもしれませんし。
>この他にも宝探し部の設定。終盤健吾の背中から飛び出した唯の紹介の仕方が強引すぎないか。大輔と誠二の新歓を抜けようとして結局満喫してしまったというギャグの一連の流れとテンポは大丈夫かと沢山あるのですが、それらを書き出すとキリがないので一先ずここで締めさせていただきます。
ギャグはハイテンション過ぎて突き抜けた良さがあると思います、この路線はymthさんの持ち味としてうまく持続させたほうがいいように思えます。