お疲れ様です。缶コーヒーと申します。
1章の夕暮れの悪戯、拝読させていただきました。
私も人のことを言えるレベルではありませんので、
そういう人もいるのか程度に参考にして頂ければと思います。
まずは文章力を鍛えていきたいという目的らしいので、
そのあたりを中心に感じたことを伝えてみたいと思います。
もちろん日本語としては問題なかったと思います。
普通に読み進めていけましたし、状況もつかめないこともないです。
ただ序盤がわかりづらかったです。単語のチョイスとか、
細かい点を書こうとしすぎている(全体像を捉えないうちに)とか、
その辺をまずは気にされてみるといいのかなと思いました。
具体的には。
>空はよく晴れており、夕日が鮮やかに張りぼての街を照らしている。
張りぼての街、が唐突すぎます。遊園地をそう表現したのかな、と分かったのは、
しばらく後でした。ちなみに今、これを書いてても自信ないです。
作者として「張りぼての街」と書きたいなら、なぜ遊園地が、張りぼて、と表現されるのか、
作者なりの意思や、作中の主人公なりの背景を意識しておいた方が良いと思います。
もちろん、意味が通じれば、なんとなくでもOKだったんですが、しょっぱなであり、
繰り返しになりますが分かりづらかったので、少し強調しておきます。
後は、分かりづらいというより、細かな単語のチョイスのレベルなので、
慣れというか、好みの問題かもしれません。
>レトロなSL風のデザインの車体は、今日は特別に造花で飾りたてられている。
レトロやデザインって言わなくても通じると思うんです。
>笛の音と共に左側の扉が開き、
こんなに細かいところを描写しなくても、と思いました。左側かどうか重要ですか?
上の2つ、それぞれ単体であれば、なにも悪いことはないのですが、1行目から
総合的に見たときに、読んだ文字数の割に、重要な情報ってそんなにない状態に
なってしまっているかと思うので指摘しました。
例えば私なら、で恐縮ですが。↓これぐらに絞ってしまうと思います。
空はよく晴れており、夕日が鮮やかに遊園地を照らしている。その街からSL風の遊覧列車がゆっくりと走ってきた。
今日は特別に造花で飾り立てられている。列車がゲート前の終着駅に到着すると、乗客がぽつぽつと降りていく。
遊覧列車は遊園地開業以来、ずっと園内を走りつづけてきた。一体どれほど多くの家族連れやカップルの笑顔を運んだのだろうか。
基本的には一文一文をシンプルに、を心がけて、書いた後に見直してみるといいと思います。
いろいろ細かいところをチクチク言いましたが、読み返してみて、途中からは
そんなに気にするほどでもなかったので、多分、最初だから凝って惹きつけよう!とか
欲張っちゃったがゆえの・・・だけな気がします。
コメントにあるほど、下手すぎて、って程でもないので、思うように書いていただき、
たまに「そういえばこんな指摘されたことがあったな」程度に推敲してみてはいかがでしょうか。
以上です。執筆頑張ってください。