絵描き少年と桃少女(仮)
スレ主 ソラナキ 投稿日時:
目的:趣味で書く
要望:一緒に作品を作って欲しいです!
キャッチコピー:旧く甘い恋物語を
カテゴリー:キャラ文芸
あらすじ
久宝家という名家に産まれた忠臣は、帝都で問題を起こし、宮城の山中の爺が住む別荘へと放逐された。
そこで腐っていた忠臣は、爺によって絵を描くことを教わったが、すぐに爺が死に一人となってしまう。
爺の言いつけを守り灰色の日々を過ごしていた忠臣だったが、ある日庭に生えている桃の木から桃を盗もうとする少女と出会う。ほんの気まぐれで少女に桃を与えた忠臣は、その次の日にまたやってきた少女——桃から、「美味しい桃をくれた分、あなたさまにご奉仕します!」と告げられ、奇妙な生活が始まった。
最初は同年代の少女にどう接すればいいのかわからなかった忠臣は、ひたむきな彼女に絆され、徐々に世界が色を取り戻していく。そして桃のことを大切に思うようになっていくが、ある日家が強盗に押入られ、桃が穢されそうになったその時に、祖父から使うなと言われていた「神の右手」の力で、絵から生物を生み出して強盗を撃退する。
平穏が訪れたと思いきや、忠臣が本邸に呼び出され、桃と離れ離れになってしまう。
そして桃にも魔の手が伸びた時、忠臣が怒りのまま右手の力で数多の鳥を生み出し、帝都を大混乱に陥れる。そして桃とともに空を泳いで別荘へと戻り、また平穏な日々が戻った。
キャラクター
・主人公
久宝忠臣(くぼうただおみ)
名家である久宝家に生まれた双子のうち、弟の方。13歳。名の由来は、『主人に仕える「忠」実なる「臣」下』。すなわち弟のために生きることを義務付けられている。
一度自分の道を切り開こうと書道で賞を取ったが、その功績を兄のものにされたことで激怒し、その結果事件を引き起こして別荘送りとなる。そこで爺に絵を教えられ、孤独を癒すが、すぐに爺が死んだことでまた一人になってしまう。
そこから荒んだ生活を送っていたが、桃と出会ったことで日々がまた色づいていく。
→能力
「神の右手」という、右手で描いた命あるものが本当に生物となって這い出てくる力を持つ。この能力は制御できず、爺には「右手で生き物を描くな」と言われていた。
ただしそれがなくても非常に器用なので、絵は非常に上手く、美しい。
→性格
人生でまともな成功をしていないことからひねくれている。両親から愛情をまともに受けたことがないため、非常に爺を慕うおじいちゃんっ子。しかし割合素直で、なおかつ基本的に善性。
「自分を愛してくれる人が好き」。
・ヒロイン
桃(仮)
その土地の管理者である家系……の非常に貧乏な傍流の生まれ。「仙桃のように家族を癒してほしい」という気持ちを込めて名付けられた。
飢え死にしそうな中で、一縷の望みをかけて桃を盗もうとする。しかし忠臣に見つかった上で桃を与えられ、それを家に持ち帰ると、家族から桃の分だけその家でお世話になりなさいと言われ、素直に受け取って忠臣の世話をする係になる。
→能力
家事万能で人の心を読むことに長ける。異能などは特になし。
→性格
ひたむきで一途、淑やかな一面もあるが基本的には元気がある。人に任せるよりも自分で動くタイプ。
ただ貧乏生活で苦しんできたため、自分を救ってくれる王子様などは一切期待していない。しかし生来の明るさで未来を信じ、そして信じさせられる強さを持つ。
設定(世界観)
基本的に大地震前の大正。
ただし呪術や異能が存在する。久宝などの名家は大概がそういう家。一般には知られていない。
帝都の蘇芳院(すおういん)、京都の淤加夜橋(おかやばし)、大阪の御津瞑(みとくら)の三家が最高峰の呪術家。
久宝はそれより二枚か三枚は劣る。ただし何世代かに一人化け物を生み出す家系。今代が忠臣だが、双子であり右手で生き物を描く機会がなかったため知られていない。
この世界では、たまに「神代回帰」という神の力を一部持つ者が生まれる。忠臣の「神の右手」も神代回帰であり、有名な神代回帰では「夜逆言葉(言霊。世界に聞かせて意のままに操る)」、「神の血肉(絶大な身体能力)」などが存在する。
参考作品
大正処女御伽話など
作者コメント
どういう展開を入れたら面白くなるか、など。
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