君との幸せの第5話 全8話で完結
君との幸せの第5話
作者 むりんぺ 得点 : 0 投稿日時:
それから色々と彼女と計画をたてて、冬休みに入り、いよいよ旅行当日となった。僕は前日の夜そわそわしてあまり眠れなかった。背中にリュックを背負って地下鉄で彼女のことを待っていた。
「ごっめーん!!寝坊したぁ!」
やっぱり、、今回は4分遅刻だ。いつになったら遅刻がない約束ができるのか僕は呆れた。
「全然僕もいま来たばっかだから」
でもそんな事も言えずに違うことを彼女には言った。
「あっそうだったの?なら良かったんだけど!じゃあ出発だぁー!」
彼女のその朝からの元気っぷりを僕も見習いたいくらい元気だ。それから僕たちは新幹線に乗って沖縄まで行くらしい。新幹線の中でも僕たちは今までと変わらない会話をずっとしていた。そして10時間くらいなのだろうかやっと沖縄についた。沖縄は僕らがいつもいるところとは全く違った。海が綺麗だ。そして暑い。今は12月に入ったばっかり、、京都では完全の冬なのに、、沖縄では全然冬という感じがしない。
「暑いねーー全然京都とちがーう」
あつそうにお茶を飲む彼女を僕は隣で見ていた。
「今僕もそう思ってた」
そういったあと彼女は僕を見ながら
「同じだね」
と笑って言ったのだった。