君との幸せ
作者 むりんぺ 得点 : 0 投稿日時:
「私は君のことが好きだった、、どうしても全部なくしてもいいから君と死ぬまでずっと一緒に生きたかった、、、」
「 」
病室を出ていく君の後ろ姿を僕はただ見つめているだけだった。
「、、、、、、、、、、私は君と一緒に過ごせて幸せだった、、じゃあね〇〇くん!、、、、、。。。またあとでね!!!、」
それから彼女とは______________________
「ねえ!!早くおいでよー!」
日が沈んで空が暗くなるなか、一人輝いているその人は僕に話しかける。
「君が早すぎるんだよ」
なぜこのような暗い空と同様な僕と、いつどんなときでも輝いている彼女とこの正反対の僕が一緒にいるかというと、高校一年生になったときの頃だ。
「あっつ、、、、、、、」
僕は、少し温かい本を抱きかかえて独り言のように言うのだった。入学式が終わり、まだ6月だというのに夏のように暑い。なぜ暑いのか僕にはわからない。
「めっちゃあついねーあとでアイス買おうよ!」
「え、、、、、、、、、、、、、、、、、?」
急に話しかけてきたのは同じクラスの僕と同じ委員会の神埼奈七さんだった。あまりの急に僕はえっとしか言いようがない。
「え?いや暑いねって話」
「うん、、 暑いね」
僕はこの疲れている体を振り絞って言った。
「あっあのさ〜君『 』知ってるの?」
最後の本を本棚に戻し、
「うん知ってるけど」
彼女はさっきの何十倍も笑顔になり、こっちを見た。
「私もさそのゲーム好きなんだけど今度の日曜日、、、、コツとか教えてくんない?」
返ってきた言葉に僕は驚いた。『 』とはあまり有名ではないゲームでクラスでは僕しか知らないと思ってた。初めての同僚を見て少し驚いてしまった。『 』とは、まぁ今で言う『フォートナイト』みたいな殺し合いの対戦だ。なぜ人気じゃないのかぼくにはわからない。少し考えて僕は答えた。
「暇だから、、、、いいよ。」
暇だからといっても友達もいない土日もずっと暇な僕だ. 久しぶりに誰かと遊んでもいいと考えた。
「いいの!?やったぁーーーーーーーーー」
彼女は満面の笑みを浮かべて僕に言った。
「じゃあ!日曜日の10時!君の家でいい?」
「え?」
考えるよりも先に声が出た。僕の家?今あったばっかりの君を家に上げるなんてとんでもない。それも女子だ。これは少し考え直したほうが、、、
「あの、やっぱr。あれ?」
断ろうと喋った途端彼女がいないことに気がついた。そこには一通の手紙があった。
ごめんね!このあと用事があって!集合場所は学校です!
いつ書いたのかいつ帰ったのかもわからなくて僕は彼女を家に上げなくてはならなくなった。そしてついに日曜日。
僕は休みの日なのに学校に行った。彼女との約束があったからだ。
「ごめーん!!遅刻したぁ!」
彼女は予定より6分遅れてきた。その姿は汗だくで疲れている様子だった。
「全然僕が早く来すぎた」
これは彼女が悪いのか僕が悪いのかはわからない。
「じゃあおっじゃましまーす!」
僕にとって最悪な時間がこれから訪れようとしていた。彼女は長い髪の毛を左右に揺らしながら僕の前を歩いていった。
「そっちじゃない、こっちだよ」
僕は反対方向へ行こうとした彼女を引き止めた。
「へー男の子なのにめっちゃ綺麗だね!」
彼女は僕の部屋を見て言った。
「別に男子だからって汚いわけじゃないよ」
「あは!そうだね!」
僕は自分の部屋からゲーム機を取り出した。
「ゔぁぁぁぁ負けたぁぁ!!!!」
いつもは静かな僕の部屋は今日は特別にうるさい。僕のゲーム機にはフレンドのななの負けという文字が大きく書かれている。
「君、、、、もしかして初心者?」
僕は彼女に思ったことを聞いた。10回対戦して10回勝つとはおかしい。
「ま、まぁね初心者って言ってもまぁ、、、、、、初心者ですっ」
彼女の言葉を聞いて僕はそれはそうだと理解した。そしてふと時計を見ると午後の4時を回っていた。時間とはこんなにも進むものなんだろうか。
「4時だけど大丈夫?」
「えっ?もうそんな時間!?やばっ!ごめんねちょっとこのあと用事があって。今日はありがとう!また一緒にやろうこれ私のラインのIDなんだけど!まぁありがとう!よろしく!!」
彼女は慌てながら支度をして一切れの紙を渡して言った。
「うんありがとう、、、」
そして彼女が去って少したったあと、スマホを見て彼女のラインのIDを入力して、友達追加した。
次の日僕はいつもより早く起きて早く学校にいった。なぜかというと彼女が僕の部屋に忘れ物をしたからそれを届けに行くためだ。
「あっ!ごめんねありがとう!!!」