他人の男を盗った事は無いし他人の物を盗った事も無い~風評被害についての駄文~の第5話 全10話で完結
他人の男を盗った事は無いし他人の物を盗った事も無い~風評被害についての駄文~の第5話
作者 たはらさん 得点 : 0 投稿日時:
で。恋愛小説なんだが。対象が自分だったらどうよ?「最近の子は鏡ばっかり見てる!何が嬉しいのかしら」人外魔鏡なんだから!「だって違うんだもの。見るたんびに可愛くなるだもの」それもう気のせいだから!無機質な鏡にまで気を遣わせて!なんて、恐ろしい!自分磨きの履き違え!さぁ賛美せよ!触れる物全てが黄金となった古代の王のように。最初は嬉しかった。だが。喉が渇いたので水を飲もうとしてその水が黄金となった!ひもじい…。食そうとしたパン。黄金になった…。段々嬉しくなくなる。王は悔いた。なんでこんな願い出をしたんだろう。黄金があっても何にもならない。流した涙を拭えば其れも又黄金となった。ゴトッと鈍い音がして涙が床で煌めく。やはり黄金は美しい…。でも。ひもじい…。「で?」王は神に許しを求めた。そうなんだもうこれって【苛め】なんだよね。【苦行】になった。願いってさ、叶わない方が幸せかもね。