リレー小説投稿サイト/他人の物語の続きが自由に書ける!

異世界転生なんて夢物語だ。第2話 全10話で完結

この世すべての悪となるもの

作者 空亡海 得点 : 0 投稿日時:


「へぇ、あんたがお兄ちゃんっすか」
「あ、ああ、そうだ」

 くそ、こいつなかなかかわいい顔してやがる。俺の色んなところが今にも飛び出しそうなほどの可愛さ。

「なんかキモオタみたい」

 と、思っていた自分が恥ずかしい。妹は翌日から部屋にこもり、俺とは全く顔を見せなくなった。そうか、そういうことですか……異世界転生もないし、可愛い妹も消えたし――――もう、死のうかな。

 その時だった。体のなかに溢れる憎悪が爆発した。すべてが嫌になった。すべてを壊したくなった。そうか、これが俺の本当の力なのか。溢れんばかりの魔力―――いまなら何でもできる気がする。

 ふと、目の前の花瓶に目をやる。そして告げる。

「破壊」

 その瞬間、花瓶が割れた。いや、死んだのだ。花瓶は粉々に砕け、構成していた粒子たちが弾ける。
 そして、花瓶を壊した時、何か快楽を感じた。壊すのが気持ちいい。もっと壊したい。もっと、もっともっともっと、破壊したい。

 だけど、何故か心の中で叫ぶものがいた。
「駄目だ!! 破壊しちゃだめだ!!」
「ん?」
 それは自分だった。過去の自分。弱かった自分。何も手に出来なかった自分。

「お前は黙っていろ―――ここからは俺の時間だ」

 ふと、階段を降りる音がする。

「え――――」

 そして目が合う。階段を降りてきたのは妹だった。スマホをいじりながら階段を降り、俺を見た瞬間―――その目を開かせた。

「あ、あんた……覚醒者だったの?!」
 
 妹はわけのわからないことを言うと、腰から何かを取り出す。それは星がついた玩具のような物体。

「ミラクルキューティクル!! 変身!」

 そしてその玩具は変形し、妹の体にまとわりつく。気がつくと、妹はドレスのようなピンクの衣装を着ていた。

「魔法少女、参上!!」

 俺はその姿を見て、また破壊をしたくなった。何故だろうか。俺を見下していた相手がこんなにもちっぽけに見える。ああ、面白い。どうやって食べようか。

「破壊」

 その瞬間、妹の服装が弾ける。

「きゃ!!」

 妹はそのまま倒れこんだ。

他の小説の第1話

満月の夜、お前は俺を襲う

作者 エスビー 総得点 : 1

投稿日時:

 ちび共が待つ自宅への帰路を急ぐ途中。立ち止まったこうたは、ふと夜空を仰いだ。
 秋の夜長によく似合う、大きくまん丸い月。今まで見てきた月の中でダントツのサイズを誇るであろうそれは、普段風情など欠片も意識しないこうたですら、思わず見... 続きを読む >>

文字数 : 1,423 投稿数 : 1 全話数 : 10話完結

幻燈街の飴売り

作者 フレデリカ 総得点 : 9

投稿日時:

 街の大通りの隅を、大きな籠とビラの束を持って一人の少女が歩いている。春の穏やかな陽光が人々に降り注ぐ中、彼女はひなたに出るのを躊躇しているようだった。脚はガタガタ震え、指を強く握りしめている。
 しかしそれでは仕事にならないと、少... 続きを読む >>

目次へ

文字数 : 440 投稿数 : 4 全話数 : 6話完結

作者 夕凪 総得点 : 0

投稿日時:

遠くから波の音が聞こえてくる。
文明の力と言われるものは何もなく、あるのは月光に照らされた水面だけ。
そんなこの場所で僕はただ、目の前の少女を見つめていた。

潮風に髪を靡かせながら歩く彼女は、ひどく穏やかな表情を浮かべている... 続きを読む >>

文字数 : 747 投稿数 : 1 全話数 : 10話完結

トップページへ

▼小説の検索

▼作者の検索

異世界転生なんて夢物語だ。の第3話を投稿する!
小説本文は300文字以上で投稿できます。お気軽にどうぞ!(上限は5000文字)
設定は2000文字以内
コメントは2000文字以内
続編通知設定(必要なければ外してください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

ページの先頭へ

リレー小説投稿サイト「いっしょに作る!」の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ

関連コンテンツ