~東方二次創作~吸血鬼と人間の夏の第4話 全10話で完結
~東方二次創作~吸血鬼と人間の夏の第4話
作者 曙改2 得点 : 0 投稿日時:
鳥のさえずり…温かな日の光が窓から差し込む、そして何かが焦げた匂い……ん?焦げた匂い?
『な!なんの匂いだ!火事か!?』
俺は飛び起きてキッチンに向かった…するとそこには…
アワアワと慌てるレミリアの姿が…
『おい、レミリア何やってるんだ…』
『か、かける!ちょっとどうにかしてこれ!』
何故か食パンを焼く機械から丸焦げの食パンが顔を出していた…
『パン焼こうとしてたのか?』
『うん…』
『腹へったなら起こしてくれればよかっだろ』
『昨日プリン食べちゃったから、私が朝御飯くらいつくってあげようと思ったんだけど…』
おれは手を振り上げた…
レミリアは叩かれると思ったのか目をぎゅっとつむってピクッっと動いた、
俺は優しくレミリアの頭を撫でた、
『バカだなぁ、怪我したらどうするんだ、でも気持ちは嬉しいよ、ありがとうな』
『な、なによ、いつもなら怒るくせに、何か変な気分になるじゃないの』
そんなことを少し頬を赤らめてそっぽを向いて言ってきた、可愛いすぎる…
『はぁ、とりあえず、もう一回パン焼いて、今日は買い物いくぞ、皿とレミリアの服も買わないとな』
『本当に?やっと私の服買うのね』
『先に言っておくが高いのは買わないぞ』
『分かってるわよ、我慢してあげるわ』
『本当、何様だ…』
~少女準備中~
『着替えたか?』
『とっくに着替えたわよ』
『じゃあ行くぞー』
俺はレミリアをつれてバス停に行った
乗り物も乗るのははじめてらしく、興味があるみたいだった。
『この箱は誰が動かしているの?』
『箱?これはバスっていって、機械で動かしてるんだよ』
『人が動かしてるわけではないのね』
『そりゃそうだよ、お、ここで降りるぞ、そのボタン押してくれ』
『これ?』
『そう、それ押してくれ』
ピンポーンと音がなり、やがてバス停にバスが止まった、俺は二人分の料金を払ってバスを降りた。
レミリアはまだバスが気になるようで、見えなくなるまで見送っていた。
『さて、ついたぞ、ここには病院、スーパー、服屋、靴屋、レストラン、ゲームセンター色々あるから、ここら辺の人はここによく来るんだ』
『何かよくわからないのが混ざってたけど、そうするに必要なものが揃ってるのね』
『まぁ、そんな感じだ』
『最初は…服を買いにいくか』
『やったわ!可愛い服が欲しいわ!』
『高いのは買わないぞ』
『わかってるってば』
女の子と二人でお出かけするのもはじめてなので、内心ウキウキしてるのは秘密だ。
『置いてくわよー!』
『場所知らないだろ…』
まぁ、悪くないね…