俳句添削道場(投句と批評)

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空みあぐ青葉若葉の目にしみぬ

作者 谷口智子  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

青葉若葉は同じ繰り返しになりますか
目にしみぬのぬの使い方正しいでしょうか

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見あぐ空若葉青葉の一面に

回答者 秋沙美 洋

谷口さん、こんにちは。

こちらはよく出来ている句と思います。

まずは気にされている点から。
「青葉若葉」ですが、このワンセットでweb辞書に出てきましたので、問題ないかと。
「目にしみぬ」も終止形ですので、現状のように下五に置く分には問題無しです。上五中七に終止形を置く場合は(意図せず三段切れになりやすいので)注意が必要ですが…。

またイサクさんよりご指摘のある「空」ですが、僕は問題無しと見ます。
単に「みあぐ」とするより、「空みあぐ」とした方が、空をつく程に高々と伸びた木々の印象を読み手に伝える事が出来るかと。
もっとも、この辺りは読み手の受け取り方による所が大きいので、何が正解という事はありません。

強いて難点を一つ言うなら…
空を見上げた→若葉青葉が目にしみた。という因果関係に、やや説明的な印象を受ける読み手はいるかもしれません。

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みあぐれば青葉若葉の目にしみぬ

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

・「青葉若葉」・・・「青葉若葉」という言葉として実際に他でも使われているようですね。「青葉」「若葉」をお互いにさらに強調する感じですね。問題ないと思います。
・「目にしみぬ」・・・「ぬ」は終止形ですので、こちらも用法は問題ないと思います。

・御句、「空」に「青葉若葉」があって、それを見たということになっております。青葉若葉が空を飛んでいるかのようになっていますので、この「空」を変えたいですね。
 実際に見上げたの、は「上」だったり「山々」だったり「木々」だったりしますかね?

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添削対象の句『空みあぐ青葉若葉の目にしみぬ』 作者: 谷口智子
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