一言イ
回答者 加良太知
「お岩さん」・・・「あちこちで殺人や復讐をする、恐ろしい女の鬼」というのが鶴屋南北の『東海道四谷怪談』からのです。そして一族の関係者だけでなく、後には彼女の墓地を破壊しようとした人たちが皆罰を受けたという噂もあります。もしイサクさんが見たいなら、同名の映画がオススメです。
「信長」・・・彼の残酷さに対して、私の一番印象深いのは「比叡山焼き討ち」です。ところで、歴史の上でいくつの事が完全に論争がないのですか?
死者の問題はともかく、その言葉はあまり考えられませんでしたから。
また、ここでもう一つ面白い話(本当の事)を味わってください。
「身にしむや亡妻の櫛を閨に踏」これは与謝蕪村の代表作のひとつで世に知られています。しかし、多くの人が知らないのは、彼はこの句を書いていた時、妻はまだ健在です。これは全くの妄想句ですが、彼の妻に知られたら、妻の感情もきっと複雑だと思いますね。読者たちも。
以上、これは私の言った文学の自由性です。人物は真実であろうとなかろうと、多面にわたって観察し描写することができます。もし明日は突然、信長の偉い日本統一や、お岩の身を憐れむ作品など、明るい作品を書きたいなら、勿論書けばいいのです。悪い面も明るい面も言い伝えも事実も何でも作品の素材になれます。ただ一面にこだわるだけではよくありませんね。
イサクさんが、歴史の「実」に関しては真面目な方ですね。今日は「悪い面・言い伝え」のある私のコメントがいくつか見られたからこそ、作品に対してこのような見方が生まれたと言えるでしょう。私の多面性の考えを最初に句のコメント欄に書いていなかったのが誤解の元になっているならば、ここでお詫びします。
これからもよろしくお願いします。
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別句
・百年続くようにアメリカ山法師