輪を描く鳶を見下ろし山の冬
回答者 イサク
こんばんは。
御句、中七「眼下に望み」がまるごと説明になってしまっているようです。
「・・颪」は山から下ろしてくる(吹いてくる)冷たい風の意味で、山裾や平野での風の意味合いが強いです。山上にいるときにはそぐわない語かもしれませんね。鳶のイメージである「上昇気流」とも相性が悪いようです。
「自分は山上にいて、上昇気流で輪を描いている鳶を見下ろしている」という内容を全て詰め込むのは、「北颪」を除く十二音では厳しいように思います。
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鳶が上昇気流に乗って輪を描きながら上空へ舞い上がって
いつもは下から見ているが山に登った時下のほうで何羽も輪を作り
ながら飛んでいた。
乾燥したかわいた空気をもたらすまさに北おろしが肌を射す
猛禽類は冬の季語と思っていたが
ホトトギスの新歳時記には載っていなかった。