「寒卵黄身盛り上がる命かな」の批評
回答者 イサク
こんばんは。
この句は季語「寒卵」で表現できる内容で収まってしまっていますね。
「寒卵」という季語に「滋養に溢れる」「命をいただく」「貴重な冬の食材」という意味が内包されるので、他の点を詠まれてはいかがでしょうか。
別の句になってしまいますので添削句は控えます。
点数: 1
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
作者 近江 投稿日
回答者 イサク
こんばんは。
この句は季語「寒卵」で表現できる内容で収まってしまっていますね。
「寒卵」という季語に「滋養に溢れる」「命をいただく」「貴重な冬の食材」という意味が内包されるので、他の点を詠まれてはいかがでしょうか。
別の句になってしまいますので添削句は控えます。
点数: 1
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回答者 秋沙美 洋
近江さん、こんにちは。
御句読ませて頂きました。
んーちょっとこれは「盛り上がる命」が腑に落ちないです。
黄身として存在している=もう既に食材として用意されている段階であり、そこに命が盛り上がるというのはいかがなものかと。
「命かな」を削って、寒卵の美味しそうな感じを強調する方向で
「寒卵殊につやめく黄身の有り」
としてみました。
(殊に:他とくらべて特に、とりわけ)
で、上記を踏まえて。
もし「寒卵の命」をどうしても強調したいのであれば、やはり既に生きてはいない=過去の命だと思いますので
「半熟で頂くいのち寒卵」
くらいでどうでしょうか。
もし今現在も生きている命を描くなら、寒卵は諦めて「有精卵」と別の季語をくっつけるしか無いかと思います。
「名月にかざし有精卵ぴくん」
とか。
点数: 1
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いつもある卵なのだけどその中で寒卵は栄養豊かだといわれている