初霜の北京白天の月のやう
回答者 南風の記憶
イサク様、お世話になります。
御句ですが、季重なり以前に気になる点があります。それはやはり上五中七の“白天の月光”。調べてみますと、白天とは中国語で「日の出から日没までの明るい時間」を指すようですね。白天が中国語だと分からない人も多いので、ここが損かなと。
さて俳句の基本から言えば、季重なりはよほど強い理由があるか、もしくは季語に強弱を付けるかしないと、やはり句としては成立しづらいと私は思います。
改善点としては二つ。まず中国だと分かるようにすること。もう一つは、(御句の場合は)季語に強弱を付けることでしょうか。
例)初霜の北京白天の月のやう
後半に「月のやう」と置き、月を比喩として使えば、季語としての力は弱くなります。また北京(中国)だと分かれば、白天の月というフレーズを読み手がすんなり受け止められるのではないでしょうか。
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月を季語でなく詠みたいのですが、「冬の月から降る雪」など、他の季語と取り合わせたい場合はどう表現すれば(今回は霜です)・・・という課題が解決できません。意図的な季重なりはありとしても。