自閉症と診断されり春近し
作者 丼上秋葵 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
最新の添削
添削一覧 点数の高い順に並んでいます。
「自閉症と診断されり春近し」の批評
回答者 04422
こんばんは!
文章能力抜群ですね。ただ、失礼なお言葉許してください。前にもおくら様ご自身が申していた様に衒学的で相手に伝わらない表現が多々見受けられます。
いろいろな人がいてその個性を尊重してこその人間社会。分かっていてもなかなかそれを踏まえての行動は出来ません。
御句は上司のお子さんを詠んだ句ですが一つだけ分かりませんので教えてください。
「される」の「されり」が文法的に説明お願いしとう存じます。
自閉症もいろいろあります。「春近し」で先が夢あるものに見えて来て良かったです。彼の未来に栄光あれ!とお祈りいたします。
点数: 1
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「自閉症と診断されり春近し」の批評
回答者 かぬまっこ
今日は👋😃
特別支援教育に携わっていた、かぬまっこです。
「されり」は完了の助動詞の終止形ではないかと思います。
「される」は連体形なので「されり」でよいのではないでしょうか❔
「春近し」の季語がいいですね。
障害を受け入れるまでは色々葛藤があると思います。でも障害を受け入れてからスタートです。
早期からの支援が大切です。素晴らしい能力を活かすことができるでしょう。
点数: 1
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「自閉症と診断されり春近し」の批評
回答者 平果
古典文法に拘るならば、「診断せらる」がいいですね。
「診断す」は名詞「診断」にサ変動詞「す」が付いた複合動詞です。
受身の助動詞「らる」は未然形接続なので、「す」(終止形)は「さ」(未然形)と活用します。
二句切れなので、「らる」は「らる」のまま、終止形で良いですね。
句の内容については、触れずにおきます。
点数: 1
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「自閉症と診断されり春近し」の批評
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こんばんは。
学生時代、臨床心理学に噛りついていた
おくらです。
私が今の会社に入社してから一番最初にお世話になり、お互いが異動してからもずっと目にかけて下さって、時おり、年甲斐もなく一緒にバカ騒ぎに興じて下さる上司がいます。二人だけでも騒ぎまくるので、端から見ると、本当にバカだと思われていることでしょう。
昨日の親睦会で久しぶりにお会いし、積もる話に華を咲かせたのですが、彼の息子さんが、どうやら「自閉症」の疑いがあると医師に診断された、という相談を受けました。
◆年齢に比して、かなりIQが高い
◆一つの物事に恐るべき、集中力を発揮し、すごい作品を作り上げる ex.レゴブロックなど
◆社会性がなく、空気が読めず、保育士さんがつきっきりで側にいないと危ない
三つ目の理由で、保育園側からうちでは面倒をみきれないと言い渡され、最初はご立腹気味の上司夫妻だったのですが、ちゃんとした医療機関の診断を受け、「自閉症」かもしれぬという事実をまっすぐに受け止め、お子様の為に、何をするのがベストなのか、真剣に考えておられるそうです。
昨今、世界的に心理学の研究が著しく発展して来たことから、昔は〈キチ⚫イ〉と一括りにされ、迫害されていた人たちに「統合失調症」「自閉症」「うつ病」など、様々な〈病名〉が与えられました。
それらの〈病名〉は〈病気〉とどうやって、前向きに付き合っていくかの建設的な手がかりとなる一方で、心ない人たちからは〈精神障害〉というレッテルを貼られ、疎まれ、蔑まれる側面も持ち合わせています。
私自身も複雑な家庭環境から、後天的な「双極性障害」を発症し、大分苦しんでいた時期がありましたが、師や友、そして何より祖父母に恵まれていたのでしょうね。
幸い、日常生活に支障をきたすほどの症状にはならず、上がったり下がったりの絶叫マシンを楽しむような毎日を過ごしております。
その上司の方は、そんな僕とも楽しく付き合って下さる位ですから、もともとかなり器が大きいことは知っていたのですが、今回の一件で、かなり頭もいいことが、よくわかりました。
世間体を気にされるのでしょうか? 「自閉症」という〈精神障害〉の〈病名〉をかたくなに嫌い、普通学級を切望する親御さんがいます。ですが、それは、先生や周囲の子供たち、そして、何より当の本人が一番苦しむことになる選択です。
何故なら、彼らにとって「普通学級」で〈普通〉に振る舞うことは、本人の意思ではままならないことだからです。周囲が〈当り前〉にできていることが、なぜ自分にはできないのか。その周囲との軋轢は、彼らをどんどん孤独の淵に追いやってしまいます。
本筋に戻りますが、【与えられた〈病名〉は、心ない人たちからは差別の対象になる一方で、本人が幸せな人生を送るための適切な環境を得るための大きな手がかりとなります】。
恐らく、間違いなく「自閉症」と診断されるであろう上司の息子さんは、上司夫妻の理解ある対応と、それを支える深い愛情によって、きっと幸せな人生を歩めるだろうな、と、昨夜、お話をうかがって心底ほっとしました。
今、彼の息子さんは保育園で、北風にさらされていると思いますが、きっともう大丈夫だと思います。
上司が今度、息子と遊んでやってくれ、とおっしゃって下さったので、是非、父子一緒になって、バカ騒ぎをしたいと思っております。