「信長に対ふ家康春寒し」の批評
ゆとりろさん、こんにちは。貴句、拝読いたしました。
この句は、ゆとりろさんらしくない様に私めには感じられました。
「動かす為の電圧が足りていない」印象です。
まず、作者コメントにお書きの「対等には程遠い同盟といえば、
信長と家康の関係に近い」のであれば、動詞「対ふ」は適していませんよね。
何故なら、意味は以下だからです。
一.自動詞(ハ行四段活用)
①:向き合う。向き合って座る
②:はむかう。敵対する
③:相当する。匹敵する
④:進む。出向く。出掛ける。時が近付く
二.他動詞(ハ行下二段活用)
①:向かい合わせる。向ける
②:敵対させる。はむかわせる
③:進ませる。出向かせる
どの意味でも「対ふ」は合わないんですよね。
その様な同盟ではなかったのですから。
家康から信長への書簡には「上様」と書かれていたらしいですからね。
そして、同盟と人物の関係性だけなら「清州同盟」とお書きになるだけで読者には
伝わりますし、信長から家康への「無理難題」や「恐怖政治的関係」のピークは、
新暦2月ではありませんよね。
具体的には、信長の命で家康が妻(築山殿)や長男(信康)を
処刑せざるを得なかった「築山殿事件」は、1579年の晩夏~初秋ですよね。
築山殿は8月29日に家康の命で殺され、信康は9月15日に切腹ですよね。
これも実際には信長が命じたのか、それとの父子不仲なのかどうか、
諸説ありますが。
同盟による家康側の悲劇、例えば1581年3月の遠江高天神城攻め等を
お書きになる方が、もっと読者に理不尽性が伝わるのではないかと
私めは思いました。
元句と作者コメントだけでは具体的に何を取り挙げれば良いのか客観的に
判断できない為、今回は添削
例も作句例も無しですが、ゆとりろさんなら
お詠みになる実力おありですので、お考えいただければと
私めは思います。
以上でございます。お目通しいただき、感謝いたします。
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対等には程遠い同盟といえば、信長と家康の関係に近いです。どんな無理難題をいってくるやら、、、
「対ふ」はむかうと読みます。