「九十九曲がり薫風の駆け下る」の批評
回答者 なお
田上大輔さん、こんにちは。
御句拝読しました。先にヒッチ俳句さんがいいコメントなさっていますねー。私も同感で、大輔さんの推敲の過程は全くその通りだなと思います。どんどん変になるなんて、そんなことありませんよ。
まあ、現在のご投句は、確かに調べが良くないですねー。七五五は難しいですよ。
もうヒッチさんのコメントでいいのですが、別の提案句を置かせてください。
・薫風の駆ける九十九曲がりかな
・駆け下る九十九曲がり風薫る
余計なことですが、九十九曲がりを「くじゅうくまがり」と読める方は多くはないでしょうね。私は「つくも」とか「つづら」かと思いましたよ。こちらでは九十九里浜は有名ですけどね。
よろしくお願いします。
点数: 1
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
薫風の句を読み直しました。
「つづらの坂」を私は「九十九折りの坂」の意味でつかいましたが「葛の咲いている坂」と解釈することもできますので「高森峠」の別名である「九十九曲がり(くじゅうくまがり)」にしました。熊本県では有名ですが全国的にはマイナーだと思いますが・・・。
「薫風は九十九曲がり駆け下る」
「薫風は」駆け下っているのが「薫風」であって「私」ではないので、そこの誤読を防ぐために「は」にしました。
ところが今度は「九十九曲がり」と「駆け下る」のところで軽く切れているように思え、また「薫風」=「九十九曲がり」と解釈することもできそうです。そこで語順を変えました。
「九十九曲がり薫風の駆け下る」
すると、調べがイマイチのような感じです。
読み直しするたびに「だんだん悪くなる」私のクセがでているのでしょうか?
よろしくお願いいたします。