「菜種梅雨マージャンに集ふ幸せ」の批評
小沼天道さま、こんばんは。麻雀やられるのですね!
句の内容はちょっと横に置いておいて、コメントにある「五八四のリズム」について、私なりの認識を書かせてください。
「字余りや字足らずがどこまで許されるか」という疑問はよく見かけます。
ただそれ以前に、そもそも俳句
がなぜ五七五なのかわからないと、正確な理解にはならないと思います。
五七五という定型の魅力…これを語りだすと大変なことになるので、ぜひ入門書などで勉強してみてください。
その上で、五八四のリズムが「どのくらい問題か」は、「句によって違う」としか言えないと思います。五七五を全く無視した自由律俳句なんていうジャンルもあるわけですから。
あくまで「一般的な傾向」の話として読んでください。
▼上五の字余り…中七下五でリズムを取り戻せるため、比較的許容しやすい。上五が七音、八音という句も。
▼下五の字余り…上五中七はスムーズだが、最後にリズムが乱れて終わるためあまり良くない。せいぜい六音までにしたい。
▼中七の字余り…日本語として心地よい「五音と七音の組み合わせ」が破綻するため、最もリズムが悪くなる。ほとんどの場合、避けるべき。
※とは言え、明確な必然性(字余りにしなければならない理由)があるなら中八で詠まれることもあるので、絶対NGというわけでもないです。実際に声に出してみて判断するのも大事だと思いますよ。
ちなみに、字足らずは字余り以上に大きな違和感を抱かせるため、相当の理由が無ければやらない方がいいです。
とりあえずそんなところで…これは本当に粗い説明なので、正確にはちゃんとした解説書などで勉強することをおススメします。
最後に、御句の場合はリズムを乱すメリットは無いと思うので、普通に五七五で詠んだ方がいいと思います。とりあえず語順を変えるだけで五七五にはなりますよね?
・マージャンに集ふ幸せ菜種梅雨
またよろしくお願いいたします。
添削のお礼として、慈雨さんの俳句の感想を書いてください >>
麻雀は、漢字にすると漢字だらけになっちゃうのでカタカナにしました。正しいですか?
内容は、春なのに雨でウンザリしてる世間に反して、もともと麻雀の約束をしてたので、どのみち雨でも関係無し、ラッキー♪と言うしょうもない感情をよんだ一句です。
それと、575でなく584?ですが、内容はともかく、このリズムってどのくらい問題なんですかね?