「燕帰る来春帰るそのままに」の批評
回答者 なお
笙染さん、こんにちは。
御句拝読しました。燕の渡り鳥としての生態をお詠みですよね。いなくなると寂しくなりますね。
先にイサクさんが非常にわかりやすく、論理的にご説明くださっているので、後追いとか蛇足のようにも思いますが、笙染さんファンとして私にもお伝えさせてください。
御句、確かに原句のままではわかりにくいです。
「燕帰る」というのは秋になり越冬のために南方へ渡る(我々からすると行ってしまう)ことを言います。それなのに、そのすぐ後にそれは来春と言っています(実際は違う意味だと思いますがそう取れます)。
そのため、続く「そのまま」の意味が取りづらくなっています。
先日、私はどなたかのご投句に、「渡り鳥とはあちこち渡り歩くものではなく、ある決まった場所に戻ってくる」みたいなことを書きました。
御句の「そのまま」はそのように、あちこちフラフラするのではなく、また、その時季になったらこの地に戻ってくる、ということをおっしゃっているのだと思います。
句の内容(渡り鳥である燕に対する愛情や感慨)が素敵で印象深いだけに、なんとか調整して意図を伝えたいです。
・燕帰る春に戻ると言ひ残し
でも、これは燕帰るの季語に含まれていますからね…。
いっそ、全然関係ないことを合わせませんか?
・燕帰る今日はヤクルト巨人戦
・燕帰る誰がなるのか次期総理
ふざけているのではないです、燕が戻ってきた時には、スワローズは、この国は変わっているかな?そのままかな?という…。
よろしくお願いします。
点数: 1
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毎年3月末にツバメが戻ってきます。
子育てが終わりそのまま帰って行きます。
毎年の事です。
宜しくお願い致します。