「学徒らへ瞳へ語る春の星」の批評
回答者 慈雨
いち様、こんばんは。
とても印象的で気になった句でした。
パッと見た一瞬は、「学徒らの」の誤入力かと思いましたが、読めばなるほど、敢えての「へ」のくり返しなのだなとわかりました。
一人一人の目を見ながら語りかける教師の姿が浮かぶ、佳い句ですね。
2点、気になりました。的外れでしたらごめんなさい。
〇「学徒」という言葉はあまり現代では使わない表現だと思いますが、この言い方を選択した理由は何だろうと。
どうしてもこの単語を見ると学徒動員、学徒出陣が思い浮かびます(ネット検索してもやはりその単語が上位に来ます)。
「戦地に赴く学徒たちに教師が語っているシーン」を詠まれたわけでないのなら、「生徒」とか「児童」ではダメでしょうか。
〇「春の星」、綺麗な季語ですが、星が見えているということは夜に学校で語っているシーンでしょうか?
もちろんあり得なくはないかもしれませんが、そういう特殊な設定が必要かどうかはちょっと疑問に感じてしまいました。
・生徒らへ瞳へ語る花のころ
とか…あまり上手くなくてすみません。
またよろしくお願いします!
点数: 1
添削のお礼として、慈雨さんの俳句の感想を書いてください >>
二十四の瞳の推敲句です。
二十四の瞳は、小説から題材を得たものですが、二十四歳の瞳と誤読されるとのご指摘を踏まえたものです。
学徒らのひとりひとりへ春の星
も代案ありますが、星が語るに詩情が感じられるよう詠んだつもりです。
よろしくお願いします。